ストリートベンダー

3日間の大連業務を終えての帰国日、HYATTホテル15階の部屋から眼下に西の海辺の風景が広がっています。

ルミカ関係者は6/22と6/23、この大連で一番の好立地のホテルに宿泊です。この星海広場の夏はそりゃ凄い。ビール祭りなどでは30万人の人出で賑わいます。夜の祭りと言えばサイリュームそしてルミカの仕掛けで幕が開いたのですよ。

昨夜この海岸通を散歩していたら風船にLEDを巻いた光るブーケを手にした若者数人を目にしました。今朝それを思い出しながらテキヤ稼業について思案します。

「元手無いけどひと旗上げたい」と多くの若者が模索し行動を起こすのが世の常。中洲士郎もその1人でした。そして取り敢えずストリートベンダー日本ではテキヤ、行商となって歩み始めるケースが少なくないようです。過酷な競争の中でどうやってサクセスストーリーを掴むか。この点で怪しく光るサイリュームは破格で、LEDに代わるまでは甘い蜜の山でして、沢山の挑戦者達が財を成しました。

日本でアントレプレナーにとって一番困るのは縄張りであり既得権の横行でしょう。中国では土地の所有を認めない、即ち既得権は無いと言うことがVBには有利に働くようです。日本で素人が広場で物売り始めようものなら直ぐにヤクザに狙われるから無理です。しかしここ中国そして星海広場ならまず問題ありません。テキヤをやってその商品がヒットするかどうかテスト出来ます。格好良く言えば簡単にマーケッティングが出来るわけです。

妄想がドンドン膨らみます。この高級ホテルの一室で例のPUボールにゲル発光液を自動注入します。それを100個ほど黒いゴミ袋に詰めて夏なら毎晩10万人はウロつく広場に繰り出してストリートベンダーをやらせるのです。

中洲流テキヤはこんな具合です。

先ず場所は東海岸の巨大なコンクリートアーチ。そこで遊んでいる子供10人くらいに光るボールを手渡してアーチの先端からボールを転がして遊ばさせます。これを見た大人達が売り子を探して黒い袋を手にした娘を見つけます。「1個買うか2個買うか?2個なら10元だ」と言われて皆んな10元払って2個のボールを手にして子供に手渡します。

どうしてこのボールが光るのか他のテキヤ達にも化学発光の同業者達にも想像出来ません。まさか超金持ちのホテルの一室で細工してるなんてね。この仕掛けから大きなテキヤネットワークが始まるかもしれない。若しここで売れなきゃ遊びの光るボールには期待しないほうがいいでしょう。

皆さん。今度の発見と創造展の時に窓の外の広大な広場で誰かが光るボール売ってたらそれは中洲かも知れませんよ。

旅順の哲人

大連出張納めです。こんな嬉しいことがありました。

生きていると何度か初対面で心酔する出会いがあります。10年ほど前この旅順203高地近くの農園で、面白い事ばかりやっている張という翁と懇意になりました。ところが6年前に金根河と別れて行く道が分からず会いに行けなかったのです。

それで今日はチンユイ総経理に頼んで僅かの記憶を頼りに探すことにしました。そして探し当てたのです。来たる6月23日ルミカ発見と創造展大連2018で訪問希望者を募ります。

中国に来て25年になりますが一番心に残る男がこの人、張元昱翁です。物静かで威張らず権力にオモねず金儲けが念頭になく、毎日毎日気が付いた面白いモノ作って暮らしている発明家農夫です。そして由布農園中洲士郎の師匠です。追ってこの人の詳細を記しましょう。

今日は少しだけスナップ写真で紹介します。張翁の人と成りを想像して下さい。


農夫姿の張さん。


最近の研究は「魚植共生」。
水槽の魚の糞が野菜を育てます。


巨大な野菜や果物に永遠の命を与えています。


珍しい兎。動物の糞尿からメタンガスを採って園内の燃料に。広大なチェリー畑の苗木は全て独自のクローン栽培技術で育成。


園内至る所に奇怪なオブジェが。


張さんのアイパオ。滋養の凄い卵を産む鶏。後方は広大なチェリー畑。6/23にはチェリーを好きなだけ食べさせてくれます。

中国の家具屋事情

開発案件が沢山で時間との勝負でした。

しかし6/23の大パーティまでには新工場の格好付けねばなりません。それでチンユイ総経理と一緒に新工場の備品を求めて家具センターを回ることにしました。

皆さん中国で何が遅れてるって家具は酷いです。重いし品質悪いしデザインも最悪。それに馬鹿面の店員が後を付いて回るし何でこんなことに時間潰さなきゃいかんのかとチンユイさんにまで当たりました。そのうちフト「チンユイさん近くにイケアあるかな」これで事態は急展開です。日本のイケアと全く同じ店づくり品揃えです。違いと言えば店のベッドの至る所で中国人家族が遊んで寝ているのです。これには呆れますが愉快でした。中国人だって中国の家具センターで買い物なんか絶対しないと確信しますね。

先ずは小室さんの精緻な図面に従ってドンドン購買を決めていきました。こんな買い物は痛快で楽しいです。おまけにイケアでは店員が小室図面に従って良いのを見繕いイラストをメールしてくれるのです。中国では遅れた古いものは一瞬にして世の中から消え失せ次に世界の最先端が出現するのですね。新工場の食堂はきっと娘達が唖然とするでしょう。お陰で驚き半分の気分良い1日を終えました。

まさかのまさか

なんと在ろう事か旭日単光章と言う叙勲を受けることになりました。                申し訳なくて一瞬ご辞退をとも考えましたが・・・。

家族も友人も会社の仲間も「この人がねえ。信じられない」と言いながら喜んでくれるでしょう。私自身生涯褒賞は何一つ貰えないと確信していたので一番驚いています。何よりもあの老婆(ラオポ)と打ち揃って生きて天皇陛下に拝謁できるとはねえ。神様は本当に憎いことなさる。この叙勲は皆様のお陰、得難い儲けモン。ご辞退などとんでもない。間違いであっても取り逃がすものかと受諾しました。皆様に心から感謝します。

これを機に更に新製品開発を進め、精々品行を改めて日々これ努めてまいりますのでどうぞ宜しく。

新入社員の研修終了

何と言っても本日は第39期の株主総会。

この日だけは社長の晴れ舞台。と言っても業績良ければの話。当期はうちの常務が華々しく宣伝とイベントに金を使いまくったので純利益僅かでした。だがお陰で会社が少し有名になりました。

夜は新入社員の研修終了飲み会。うちのヒラタ船長の手引きで新入社員達、宗像大島ウミングでの釣り研修。何と30匹もの鯛やシマアジを釣り上げて本日の肴に供されました。親しくして頂いているウミングの皆さんが彼女達のために魚達を断食させて入れ喰いにしてくれたようです。心からお礼申し上げます。


彼女達に釣られた真鯛。

今日も島らっきょうの収穫です

4/22(日)中国広州からハシモトチームがボールの情報をどんどん寄越します。力強い限り。

Biレスキューのタブレットモニターで苦心してます。屋外ではタブレットが見にくいのです。だからタブレット収納兼暗室BAGを考案してます。試作のかたわら島らっきょうを収穫しました。足長の美人です。到底収穫しきれません。


家を出る時背後から老婆(ラオポ)が
「お友達が洗わなくていいから島らっきょう欲しいんだって」と。やれやれ。

男の開発その2

営業でも商品開発でも野球選手のように「日頃練習して型を作れ。創意工夫を持続させて開発マインドを磨け」と中洲偉そうに日頃口にしています。このあたりは少しですが中洲には自信があるのです。

だが女性を連れて歩くとなると中洲は絶対に様にならないし自信がない。だから男の開発なんて出来るわけがないのに・・・。

かと言ってカス男のままでくたばるわけにはいかない。商品開発するようにいい男の開発も出来るはずじゃないか。日本の男性は会社勤めの時は颯爽とサマになっても退職すると直ぐに威厳を失って途方にくれた振る舞いになる。ここが欧米の男性に劣っていると思います。60過ぎて一層格好良くなりたいもんです。

日本の若い女性の風潮についてですが東京支店で美人の女子社員に質問投げてみました。そしたら即座に「50過ぎの男なんか真っ平ゴメンだ」と返ってくる。これも少し浅薄に聞こえますね。彼女には「年取っていても味わいのある男」に惹かれる小説「センセイの鞄」のツキコさんの魅力を伝えたいなあ。

先ずは男の心掛けから。女性を口説こうモノにしようなどのゲスな欲望を払拭したいものです。

開発の目的は「葉隠」に書かれた男の姿を具現し、連れの女性を品良く美しく際立たせるように立ち振る舞うことです。逆に言えばそう言うタイプの女性と出費を厭わず投資と思ってデートの数を増やして「葉隠を実践する」のはどうでしょう。

その葉隠には
「男はうやうやしく、にがみありて、調子しずかなる」を男の理想的な容貌だと言っている。女性をモノにしようとの「盗っ人の眼つき」は恥、快楽に耽るばかりのカップルを「背低き恋」と断じています。

今の中洲士郎のようにいつでも畑に出れる様にと毎日、野良着然とした服装での出社はマズイと早速反省しました。毎日ピリッとスーツを着こなして会社のロッカーには野良着を置くようにします。

聞くと昔の女房は亭主に金を渡して「花街で遊んでおいで」と送り出したと言うじゃありませんか。案外自分の亭主に男の修行させてふやけないように教育したのかも知れません。あの老婆(ラオポ)にはちと無理な頼みですが。

今回の商品開発提案はきっと少ない読者の反発買うだけで非公開第2号の恐れ十分です。

男の開発その1

会社の若い女性を誘って夕食を共にしました。

彼女重要な商談が有ったらしく、素敵なグレーのスーツに変身しております。綺麗な若い女性と2人で食事など記憶に有りません。この「デート?」で重要な開発案件が出ましたので報告します。

さてそのデートの結果でありますが最悪でした。先ずお互い車があるのでお酒が飲めません。食事の店の選択をミスしました。腹が太るばかりムードのかけらもないお店でした。矢張りお酒はカップルのテーブルには不可欠ですね。

欧米とアジアの文化の違いは沢山ありますが、中でも中高年男性のお洒落ですね。 女性を同伴するマナーにも大きな差があるようです。中洲の年代になると大抵カミさんに引っ張られてのトボトボ歩き。これは頂けません。かと思えば会社の若い女性を連れてニヤついているのも最悪です。

老婆(ラオポ)が見立ての服装じゃ夢が描けませんね。渋くて落ち着きと少し威厳を備えて傍の女性を更に美しく引き立たせるような男を開発せんといけません。

この案件は続きます。

卵かけご飯

新入社員7名と久住の坊ガツル登山研修でした。タデ原湿原からの往路が3時間半もかかったので「すがもり越」周回コースを諦め復路を1時間半で長者原に戻りました。


さあ出発です。可愛い新入社員たち。


タデ原湿原で


坊ガツルで。

坊ガツルの盆地四方をミヤマキリシマの群生が薄衣のように覆っていました。 今日4月10日は中洲若子の誕生日、生きていたら92歳です。母親に代わってこの景色を目に焼き付けました。全山くまなく紫に染まる5月、更に息を飲む光景が拡がるのでしょう。由布農園で鶏どもの相手するより少しシンドくとも、山歩きを選択すべきです。

帰宅して老婆(ラオポ)に。
「つかぬ事を聞くが・・。卵かけご飯では卵を茶碗の縁でコンコンとやって割れ目を作り小碗に取り醤油をさして混ぜてご飯にかけて食うもんだよなあ」
「あんたねえ。何言うとるんや。そりゃ大昔のやり方よ。そんな事したら卵のカケラが飯に入ろうが。平たいテーブルの上でコンコンやるか卵ふたつカチャッカチャっとやってへこますんじゃ」
マズイ。農園の小屋での情景が中洲に浮かんで「じゃあ、ゆで卵は?」「両端のへっこんだ方を潰すのよ。アンタまさか若い娘さんに卵の割り方で偉そ〜に文句言ったんじゃなかろうね。きっとそうじゃろ。馬鹿かね一体。明日娘さんに謝っときよ」

何でもばれてしまったか。しかし嗚呼〜悪い事したなあ。一昨日由布院農業研修で昼飯の卵かけご飯の時、ベッピン娘に卵の割り方で文句付けてしもうたのだ。確かに糞まみれの卵、ワシらの世代は愛おしくて茶碗の縁で割ってカケラが巻き込まれるのなんか苦にもしなかったものだが。時代の懸隔を思い知らされるよ。

それにしてもアスキー鶏の卵の芳しき事。卵かけご飯なんぞ滅多に口にしない近頃、新人の娘たちは2個目の卵を割ってご飯のお代わりをしておりました。アスキー卵は矢張り絶品。現代っ子にも違いが分かります。

由布農園での新入社員研修

今年の新入社員の由布農園研修です。
農園の桜が満開のこの時期に毎年行なっています。朝早めに入園して皆んなの来園を待つことにしました。

先ずダッチオーブンに着火して焼き芋開始、米2升のとぎ置き。SOHO小屋の薪ストーブに火を入れてコーヒーケトルをかける。福よかな陽光の中、由布岳の西面を望むと年々増えている山桜が白い霞のようにたなびいています。アスキーが約束の卵30個を携えて小屋に入ってきました。静かな小屋にクヌギの薪が炎を上げ鶴首ケトルに湯気が立ち準備完了です。

農園でのアクションプランは50羽の鶏との交歓、アイパオ鶏舎見学、モグニケルでモグラ処置、椎茸と島らっきょう収穫、園内見学をして卵かけご飯の昼食会。この後カミウラ牛舎の見学が組まれています。


恥も外聞もなく娘たちの眼前で早速この始末。

午前11時4台の車が次々に到着。中洲の手下の鶏たちの歓迎を受けた娘たちの嬌声を皮切りに、無事に予定を消化して第2部の由布院倶楽部での開発マインド強化合宿に移りました。


カミウラ牛舎で。生まれた時から殆ど盲目のジャージー牛。とても人懐っこい。


モグラに荒らされた牧草地。モグニゲルを1本セット。暫くしたらこの土山が全て無くなります。


開発マインド強化合宿で。新製品誕生の由来を辿って次の展開を討議です。


ナガトシが大閃光プレートを完成、入社5年、油が乗ってきました。