チェリー酒の開発

今日も雨で由布院行は諦めました。会社に出てゆっくりしてます。

当たり前と言えば当たり前ですが・・。人は誰も自分の好きなことやってると全然疲れません。それどころか疲れが取れて気分が良くなります。園芸とか手仕事が一番でしょう。ゴルフなんかだとお金使った上に中洲は余計にストレスが溜まるので止めました。

余談ですが、もしも障害者だったら両親の為に、ホームで死を待つ老人なら可愛い孫のために手仕事(エシャレットの皮むきが一番)をしてプレゼントのお金を稼ぐのが病んだ身体と精神をすこぶる健康にすると思うのです。そんな施設を由布農園に作るのが次の目標です。

さて私中洲士郎は大連イベントを打ち上げて身も心も虚脱状態でした。それが28日と今日、チェリー三昧で身体がスッキリしております。

先ずチェリージャムの話です。

話をはしょりますと世界で一番美味しいジャムをこさえようと10年以上挑戦中です。そしてジャムは大体完成し世間に大絶賛です。要は低温脱水して果物の色と歯ざわりを失わない作り方です。だから中間体のジャムを冷凍保存して中洲のジャム工場でたっぷりレモン果汁を加えて特製装置(エバポレータ)で仕上げるのです。ところが今回大連ではチェリージャムを政府の要人にプレゼントするのに装置がありません。それで即製で脱水未処理のジャムでしたがかなりの出来でした。

一体全体中洲の特殊装置は本当に必要だったのだろうか。疑問が湧いて眠れません。それで28日その未処理のジャムを装置にかけて味を比べてみました。

「何かしらんけどトロトロして歯ざわりが良くないねえ」との老婆(ラオポ)の酷評が装置を通したジャムでは果肉が蘇り風味も増したようで「合格」の評。やれやれでした。

次はチェリー酒です。大連で酒男Mr.Aとの楽しい酒談義そして中国で酒を作ろうとの計画が生まれたわけで今日は朝から意気盛んです。

お酒って梅酒でも勝手に作ってはいけないようです。ホワイトリカー35°ならOKとありました。(こんな法律定める為に身を削る秀才が気の毒です)中洲士郎酒造法には抵触していないようです。

中洲のジャム工場で。各5Lのチェリーリキュール。冷蔵庫を15℃にセットして1年寝かせます。そしてMr.Aの評価を得て来年ワイナリー計画を実行に移すのです。後方が低温脱水装置です。低温脱水ジャムに興味ある人にはいつでも公開しますよ。

ビッグチャンス到来か

大阪出張です。これしきの雨でローカル線がストップ。大慌てで西鉄二日市駅に向かい遠回りしてJR博多駅へ。間一髪でのぞみに飛び乗りました。何しろ今日は可愛い女性社員の初陣の助太刀です。相手は上場企業で名うての豪腕社長。

結果は予想を上回りました。お陰で大阪支店の若手6名の昼食に牛鍋をご馳走することに。大散財でした。

若い女性が商品開発に手を染めてプレゼンするという必殺技が現実のものとなったのです。そのプレゼン相手の社長が凄い。「いいですかノロウイルスと言う奴はチリ紙12枚でお尻拭いてもウイルスは指に着く。その指でペーパーを三つ折りにすると次の人の手にウイルスが付く。怖いのはノロウイルスはアルコールでは除去できないのです。二酸化塩素なら・・・・。」と。既に脳裏に絵ができてます。手を近づけるとシュッと二酸化塩素ミストが出る装置。これこそ大ヒット商品になるのです。

そのツワモノ社長。帰りに中洲に囁きました。「浮気しちゃいけませんよ」「浮気する甲斐性がありませんでね」と中洲応えましたが。

便利ですね。インターネットでは何でも情報が出てきます。

好きなことをやる

久しぶりに会社でくつろぐ。何とも身体が重い。仕事したくない。そんな時は好きなことをやる。中洲が好きなのはジャム作り。先ずジャム工場の掃除から。半年以上ジャム工場は埃をかぶっている。その掃除に1時間。次第に体が軽くなる。

ルミエールに頼んでいたポッカレモンを1ダース受け取りホワイトリカーとブランディを購入。

さあチェリージャムとチェリー酒作りの開始です。

今日はこの楽しい仕事をしたらいっぺんで身体が軽くなり頭のモヤモヤも消し飛んだのです。楽しいことやるのがレクレーションですね。


夜が更けて。カミウラ牛乳で作った奇跡のヨーグルトにチェリージャムです。史上最強のコンビに糖質カットの中洲は戒を破りました。実に美味い。至福の美味さですよ。

くだらないアイデア

今日の珍奇な発見はイシバシとの会話からです。

例によって中洲のウンチク「今度アナハイムのディズニーに行ったら光るボールを提案しよう。40年前に美女ジュディ・ウオルデンが塩ビのチューブに発光液を注入して光るネックレスに仕上げた。これを冷凍してディズニーランドで発売。これが大ヒット。それ以来アメリカのディズニーでは現行のガラスアンプル仕様の発光体は使えなくなったのだ。だからアンプルを使わない光るボールは有望だ」

人の話を聞いているのかイシバシ。ナプキンにミッキーの絵を描いて指差す。「何っ、ミッキーのボールだと」面白い。ミッキーを光らせよう。

いや待てよ。耳は2つの原料タンク。顔は反応槽とすると色んな展開が起こるよ。二酸化塩素だって耳にガラスの丸瓶仕込めばいい。早口でまくし立てたがイシバシには興味がなさそうだ。

そんな下らん妄想よりもベッドの上で飲んでいるタリスカーのソーダ割りの方が真実に近い気がします。

チェリー酒の話

夜が更けて旅順の藍湾(ランワン)の会社マンションの一室でくつろいでおります。

今朝はハイアットホテルで100名超の仲間たちの帰国を見送りました。アイリちゃんが少しお腹をこわした以外全て無事でした。

時が過ぎて何事も当然のように装いを新たにします。3年の歳月をかけた新工場が遂に落成し会社の一大イベント「発見と創造展」が終わりました。会社と仲間たちは40年目のこの木っ葉会社に乗船して第二創成期に入るのです。

今回の大連の旅を彩った小道具は何と言ってもチェリーとチェリージャムでした。傍のヤマテ君と夜更けまでチェリー談義。それもチェリージャムでピンクに染めたアルコールを飲みながらチェリーワイナリー開業の夢を語り合いました。

中国にはまともなお酒がない。どうだろう、この無尽蔵の資源に恵まれているのにです。それにひきかえ日本の凄さ、家庭での梅酒造りも加えたら国中が名酒を競いあうアルコール天国です。

これも神様の思し召しでしょうか。今回の大連行で得難いお酒の先生に出くわしたのです。25年間醸造一筋の男、そして流石にこの男、一瞬にして中洲推薦の張老師に傾倒しました。「張さんの農芸化学は本物だ」と。この男Mr.Aと中国でチェリービール、チェリーワイン, チェリー焼酎造りに挑戦するプロジェクトが密かに立ち上がるのです。

会社にはお酒大好きの女性陣が多いので彼女たちも仲間に加えようか。チェリー酒でピンクに彼女たちの頬をそめさせたいものです。

左から麦焼酎、ウイスキー2種にチェリソースを加えて

大急ぎで作った今年のチェリージャム。それでも鮮やかな色と絶妙の味わいがきっと中国の要人を魅了します。

軽快であること

「ウ~ン」チトまずい事になりました。中洲にナカされる社員達のブログが今日から公開に。中洲の読者は確実にこの若者ブログに流れてしまいますね。「ナント!?」出社した新入社員が先輩達に朝のコーヒーサービス。それも嬉しくてタマランってな顔でね。中洲だってあの軽快なブログにハマりそう。

負けられません中洲老公「ラオコン」。ここは新境地商品開発ブログに磨きをかけて勝負しましょう。


「BI見逃サーズ30M」を手に。ヒメノさんの首掛けをこんな具合に使いました。石巻の沖合でヒラタ船長操縦の船から30m底の海底をヒメノLEDで照らしてモニターに映し出します。360°カメラですから指でスクロールすれば遺品を見逃しません。

紫陽花に負けず劣ら

家を出る時垣根に紫陽花が綺麗な花を付けております。勿論老婆(ラオポ)の好みでしょうか。

会社ではヒメノさんも忙しそうです。

今日の予定の一つはBI見逃サーズ30の試作を完成して大連ルミカに量産を依頼する事でした。

出来栄えは老婆(ラオポ)の紫陽花に負けず劣らずでしょうか。

 

合鴨たちが頑張ってます

由布農園です。大変お世話になった旅順の衣書記(現在は大連市秘書室長)に由布岳エシャレット食べて健康維持して貰おうと沢山収穫しました。

ここの仲間達は皆いつも面白いことを始めます。となりのアスキーさん今度はコメ作りです。それも合鴨を飼っての無農薬コメ作りに挑戦です。

未だヒヨコですがそれでも雑草の芽と稲の虫を食べ、足で土を掻き回して稲の生育を助けます。そうして頑張ってもらって秋には美味しい鴨料理をご馳走してくれるのです。

この時期どの田んぼも農協様の指導を受けて大量に除草剤を撒いております。数日もすれば田んぼのオタマジャクシは全て腹を向けて死に絶えます。生き残るのは西洋タニシだけ。この時期川の水も汚染されているから子供は勿論犬も泳がせてはいけません。皮肉なことにアジアから沢山のお客が日本の安全な食材を求めてやって来て最近は美しい棚田見物まで組まれています。

誰かが農薬検査して中国より日本の食材の方が農薬に汚染されて危険だと言い出したらどうなるのでしょうね。

BI見逃サーズでここ塚原の田んぼの畔をいくら探っても水性動物は見つかりません。今度中国の水田を探って見ましょう。「牛の小便が地下から川に流れたらどうするんや」との先日の罵声。自然界の事とは汚染の次元が違う農薬はOK、牛はダメがここ塚原の現実です。頑張るしかないですね。

ルミカ煙幕弾の試射

盟友ヒメノさんと会社の倉庫です。

ヘソ曲がり男イノウエのルミカ煙幕弾にケイアイ先生のナノ粉末を装填して試射しました。

「・・・だから危険だ。だから止したがいい」ネットで情報を得ると直ぐにそれを口にして賢ぶる輩が多い。中洲士郎はそんなのは好きじゃない。

粉塵爆発という面白い現象を知って訳知り顔に危険危険と言い出す。勿論小麦粉なんか可燃物使えばそうだろう。だから安全な超微粉を探し出すのが開発です。我がケイアイ先生は完全不燃物のナノ粉末を調達してくれました。先生は分溜の大家でもあるのです。「・・・で難しい。だから開発する価値がある」との開発マインドを若者に植え付けんといけません。

石巻の海底30mで

ここに覗き穴が付いた箱メガネがあります。中洲士郎が「BI見逃サーズ」用の8インチモニターを戸外で使用するためにこさえました。両サイドに扉があって両人指し指で操作できます。

「中っさん。これってティッシュ箱じゃないですか」それが若い連中のコメント。ヒメノさんは年の功、やはり配慮が違います。実際に戸外で箱を手にして戻ると「これって便利ですよ。イケますね」そうこなくっちゃね。今日は結局この盟友と小1時間「BI見逃サーズ30M」の模型を仕上げました。気が合った2人だとスピードが違います。

解り辛いけど首掛けに可動式覗きメガネがセット。その下に回転ドラムが付いて30mLEDケーブルとその先端に防水カメラと強力LEDライトが組まれます。

暗い倉庫の隅の旋盤でヒラタ船長が何やら加工しています。PUボールにゲル発光液を注入する装置でしょう。6月22日大連での新商品発表会でデビューします。その演劇「老人と娘」の脚本と演出はこの次明かしましょう。

このヒラタ船長を呼んで7月21日から宮城県石巻市に出向くことを告げました。現在仕上がり中の「BI見逃サーズ30」を使って海底遺品捜索活動をやるのです。震災で失った娘を今も探し続ける父親がおられると聞いたからです。この海の男ヒラタと盟友ヒメノは石巻行快諾です。東京支店の頑張り娘、元全日本女子水上スキーチャンピオンのマオ君も連れて行くことに。捜索活動の合間に仙台湾水上スキーも楽しむ魂胆です。