いいお店

明日の叙勲に備えてプリンスパークタワーに投宿です。東横インと違って格好付けるのにくたびれる。それも老婆(ラオポ)と一緒でねえ。

仕方なく増上寺を歩いて鳥居の下にあるモンでスペイン料理を馳走することに。

どういう訳かな。食事の店と言うのは最初にぴたっとハマると自分の特別の存在になります。味も大切ですが店と店の人の空気でしょうか。滅多に行かないのに常連の様に親しくに迎えてくれます。そんなお店が「モン」でマスターが秀逸。

老婆(ラオポ)を見て笑顔で「今日は何事ですか?」に勇気を奮って小声で「実はねえ。明日勲章いただいて天皇陛下に拝謁するんよ」マスター理解できんのか反応が鈍い。それで気を良くして「この人を50年で初めて連れて歩いとるんよ」すると妙に納得して「じゃあ初めにスパークリングですね」飲めないラオポに心配だったが「サイダーみたいなモンだから」にケロッと飲み干してやがる。

締めはパエリヤと頼んでいたが少しキツイかなと思っていたらマスター察してイベリコ豚に替えてくれた。食べて飲んで2人で7000円。あのマスターお祝いに安くしてくれたんじゃないかな。

くつろぎの雨

小雨の中、由布院行です。

やはり由布院塚原は肌寒い。相棒のニイザワさんは軽トラックを駆って鹿児島行らしい。クヌギの薪木が暖炉の前に置いてある。火をつけて畑に出て島らっきょうに蔓延ったスギナを抜く。スギナは地下茎が強いのでさすがの島らっきょうも喰われてしまっている。ニイザワさんに働いたフリだけ残して小屋に戻りクヌギの暖をとってくつろいだ。農園の雨もいいもんです。

ストリートベンダー

3日間の大連業務を終えての帰国日、HYATTホテル15階の部屋から眼下に西の海辺の風景が広がっています。

ルミカ関係者は6/22と6/23、この大連で一番の好立地のホテルに宿泊です。この星海広場の夏はそりゃ凄い。ビール祭りなどでは30万人の人出で賑わいます。夜の祭りと言えばサイリュームそしてルミカの仕掛けで幕が開いたのですよ。

昨夜この海岸通を散歩していたら風船にLEDを巻いた光るブーケを手にした若者数人を目にしました。今朝それを思い出しながらテキヤ稼業について思案します。

「元手無いけどひと旗上げたい」と多くの若者が模索し行動を起こすのが世の常。中洲士郎もその1人でした。そして取り敢えずストリートベンダー日本ではテキヤ、行商となって歩み始めるケースが少なくないようです。過酷な競争の中でどうやってサクセスストーリーを掴むか。この点で怪しく光るサイリュームは破格で、LEDに代わるまでは甘い蜜の山でして、沢山の挑戦者達が財を成しました。

日本でアントレプレナーにとって一番困るのは縄張りであり既得権の横行でしょう。中国では土地の所有を認めない、即ち既得権は無いと言うことがVBには有利に働くようです。日本で素人が広場で物売り始めようものなら直ぐにヤクザに狙われるから無理です。しかしここ中国そして星海広場ならまず問題ありません。テキヤをやってその商品がヒットするかどうかテスト出来ます。格好良く言えば簡単にマーケッティングが出来るわけです。

妄想がドンドン膨らみます。この高級ホテルの一室で例のPUボールにゲル発光液を自動注入します。それを100個ほど黒いゴミ袋に詰めて夏なら毎晩10万人はウロつく広場に繰り出してストリートベンダーをやらせるのです。

中洲流テキヤはこんな具合です。

先ず場所は東海岸の巨大なコンクリートアーチ。そこで遊んでいる子供10人くらいに光るボールを手渡してアーチの先端からボールを転がして遊ばさせます。これを見た大人達が売り子を探して黒い袋を手にした娘を見つけます。「1個買うか2個買うか?2個なら10元だ」と言われて皆んな10元払って2個のボールを手にして子供に手渡します。

どうしてこのボールが光るのか他のテキヤ達にも化学発光の同業者達にも想像出来ません。まさか超金持ちのホテルの一室で細工してるなんてね。この仕掛けから大きなテキヤネットワークが始まるかもしれない。若しここで売れなきゃ遊びの光るボールには期待しないほうがいいでしょう。

皆さん。今度の発見と創造展の時に窓の外の広大な広場で誰かが光るボール売ってたらそれは中洲かも知れませんよ。

旅順の哲人

大連出張納めです。こんな嬉しいことがありました。

生きていると何度か初対面で心酔する出会いがあります。10年ほど前この旅順203高地近くの農園で、面白い事ばかりやっている張という翁と懇意になりました。ところが6年前に金根河と別れて行く道が分からず会いに行けなかったのです。

それで今日はチンユイ総経理に頼んで僅かの記憶を頼りに探すことにしました。そして探し当てたのです。来たる6月23日ルミカ発見と創造展大連2018で訪問希望者を募ります。

中国に来て25年になりますが一番心に残る男がこの人、張元昱翁です。物静かで威張らず権力にオモねず金儲けが念頭になく、毎日毎日気が付いた面白いモノ作って暮らしている発明家農夫です。そして由布農園中洲士郎の師匠です。追ってこの人の詳細を記しましょう。

今日は少しだけスナップ写真で紹介します。張翁の人と成りを想像して下さい。


農夫姿の張さん。


最近の研究は「魚植共生」。
水槽の魚の糞が野菜を育てます。


巨大な野菜や果物に永遠の命を与えています。


珍しい兎。動物の糞尿からメタンガスを採って園内の燃料に。広大なチェリー畑の苗木は全て独自のクローン栽培技術で育成。


園内至る所に奇怪なオブジェが。


張さんのアイパオ。滋養の凄い卵を産む鶏。後方は広大なチェリー畑。6/23にはチェリーを好きなだけ食べさせてくれます。

中国の家具屋事情

開発案件が沢山で時間との勝負でした。

しかし6/23の大パーティまでには新工場の格好付けねばなりません。それでチンユイ総経理と一緒に新工場の備品を求めて家具センターを回ることにしました。

皆さん中国で何が遅れてるって家具は酷いです。重いし品質悪いしデザインも最悪。それに馬鹿面の店員が後を付いて回るし何でこんなことに時間潰さなきゃいかんのかとチンユイさんにまで当たりました。そのうちフト「チンユイさん近くにイケアあるかな」これで事態は急展開です。日本のイケアと全く同じ店づくり品揃えです。違いと言えば店のベッドの至る所で中国人家族が遊んで寝ているのです。これには呆れますが愉快でした。中国人だって中国の家具センターで買い物なんか絶対しないと確信しますね。

先ずは小室さんの精緻な図面に従ってドンドン購買を決めていきました。こんな買い物は痛快で楽しいです。おまけにイケアでは店員が小室図面に従って良いのを見繕いイラストをメールしてくれるのです。中国では遅れた古いものは一瞬にして世の中から消え失せ次に世界の最先端が出現するのですね。新工場の食堂はきっと娘達が唖然とするでしょう。お陰で驚き半分の気分良い1日を終えました。

あっぱれライバル

大連出張初日。新工場ではいよいよ内装開始です。

一番の関心はルミカ開発館の具合だが、機密基地と言うことで窓が少なく何とも暗い。それで壁を取っ払ってガラス張りに変更することにしました。

矢張り開発は面白い。同業者の開発品を眺めるのも開発の苦心が伝わって興味が尽きません。どこの世界にも競合相手はいますがこの化学発光の世界にも現在10社ほどが競合しています。北京のジャオトンも残った強豪の一つ。ここの社長金朝は化学発光のサクセスストーリーに不可欠な役者です。兎に角化学の秀才だったが、ゆっくり大学で学業する暇はないと中途退学してスタートアップ。1994年のことでした。化学発光の創始者であるACC社が消滅した後、各種原料合成の難題を独力で解き明かしていった男です。今でこそ北京に結構な敷地の工場を所有し財を成しているが、当初は牛舎の跡にコンロとビーカーを並べて実験していました。

最近中洲が 夢中になっている発光液内面付着のボールを既に数年前から手がているのが判明しました。ボールに内蔵させたガラスアンプル2本をショックで破割させる方法に苦心が見て取れます。だが輸送中に発光すると言う難題はクリアできていません。内面に小さな凹凸を施した透明ボールが素晴らしいので1000個分けて貰うことに。お礼に大閃光ペイントのビデオと写真を送りました。ウエイシンの向こうで金朝が唸っているに違いありません。

中洲も金朝の美しい模様のPOPGLOボールを唸って眺めるうち、これをLEDで光らせてみるとどうなるか試す事にしました。以下がその写真。色を変えて点滅させれば光の中をさまようようで面白いでしょう。

まさかのまさか

なんと在ろう事か旭日単光章と言う叙勲を受けることになりました。                申し訳なくて一瞬ご辞退をとも考えましたが・・・。

家族も友人も会社の仲間も「この人がねえ。信じられない」と言いながら喜んでくれるでしょう。私自身生涯褒賞は何一つ貰えないと確信していたので一番驚いています。何よりもあの老婆(ラオポ)と打ち揃って生きて天皇陛下に拝謁できるとはねえ。神様は本当に憎いことなさる。この叙勲は皆様のお陰、得難い儲けモン。ご辞退などとんでもない。間違いであっても取り逃がすものかと受諾しました。皆様に心から感謝します。

これを機に更に新製品開発を進め、精々品行を改めて日々これ努めてまいりますのでどうぞ宜しく。

中洲若子の記念樹

陽光の中、団地の桜も緑が濃くなって来ました。

由布農園での1日。カミウラ牛舎で悩む。反対の会の会長が牛舎代替え地として提案した2反の土地でも、隣接の酪農家の非人道的な拒絶で暗礁に乗り上げた。「微塵たりとも他人からの迷惑を容認しない」そんな非常識が世の中にまかり通るのだろうか。ここはこのまま引き下がれない。。「先に諦めた方が負けだ」と落胆のカミウラさんにさとす。根気よく続けて良い前例を残さなきゃ。取り敢えず反対の会会長に以下の回答書を131名の反対署名者に手渡して貰うように頼んだ。


涼しくシットリした中洲アイパオの中で椎茸菌がホダ木の栄養を静かに吸収しております。


中洲若子を偲んで若子ロックガーデンの手入れです。中央で花みずきが記念樹に成長します。

塚原地区の住民の皆様
私は ㈱ルミカ代表の●●●●です。4月11日牛舎建設反対の会からの要望書と建設に反対される131名の名簿を頂きました。要望先は酪農家カミウラ氏と牛舎用の土地を提供しようとする土地所有者の株式会社ルミカ宛てです。

ここに謹んで皆様の要望書に対して以下のように返答させていただきます。
まず最初に当塚原の地と地区の皆様に20年来お世話になっているルミカがなぜ上浦氏の依頼に応じたかを説明させて頂きます。
土地の貸借契約書にもある通りルミカ側には一切の営利目的はなく牛舎用のログハウス資材を無償で提供するものです。

会社の目的の第一は「この地区に他所で見られない美しい牛舎の中の幸せな牛を子供達に直に触れさせたい」こと。そして第二は「この塚原の地で生まれた最高品質の牛乳から素晴らしい乳製品を作って欲しい」ことです。

ルミカは40年来色んな製品を開発し環境問題を技術で改善して世の中のお役に立てることを経営目標としております。当然ながらカミウラ牛舎による塚原地区への貢献を期待する傍ら、地域の環境劣化という問題に対処する義務があります。
この問題は極めて微々たるものだと当初安易に考え、上浦氏の申し出を受諾しました。
しかしながら皆様の切実なご心配と「牛舎建設反対」との強い決議にしっかり応える必要があると思いました。

日本は小さな島国に多くの人口を抱える中、長い年月、近隣との友好な関係を守り住環境の改善維持に努めて参りました。これは日本人の大切な伝統です。一方で古い何かを壊し、進歩発展させ良い見本を創出して世に貢献することも取り組んでまいりました。身内や地区外の人達に協力の手を差し伸べて積極的に新たな問題解決に従事して経験を積むことも次世代に伝える大切なことです。この点でも日本人はより多くの資質を備えております。

大切なことは他への思いやりと問題解決のあり方を子供達に伝えるのが我々の世代の義務です。
皆様ご賢察されるとおり何が何でも反対とする信条と行動から身動きできなくなった事例を散見します。ですからルミカも皆様と同じ立場で検討させて下さい。

気が遠くなるほど長い年月牛や馬は家族同然で家計の支えになって来たと教えられています。彼らは心を和ませる貴重な存在でもあります。近年特に子供達や障害者にとっては不可欠だと言われております。時代が変わっても自然との共存でその糞尿を忌み嫌うわけには参りません。子供達にもそれは伝えるべきです。そして飼育する牛の数も良識に沿って賢明に判断すべきではないでしょうか。

私は家畜一頭でも環境上問題だとする意見には同意できません。皆様も同感だと思います。では何頭までなら環境上容認できるかの議論から9頭以下なら問題なかろうとの解釈だと思います。しかしそれは住居が隣接する場合は慎重に検討すべきです。
そこで先ず一頭から酪農を初めて皆んなで観察しながら増やしていく。次に、生産される牛乳とバター、チーズ、ヨーグルト、スイーツ等の乳製品を厳しく吟味する。そうですもしも環境に全く問題ない。否、牛たちが欠かせない存在であると認識されたときは塚原の皆んなの牛小屋とするのは如何でしょう。その時はきっと神様をも喜ばせる素敵なニュースが外部に発信されるでしょう。「こんなに良質の食品ができました」との消費者向けと「こうやって糞やハエの問題は解消した」「未だこのような問題で困っている」等のテーマも発信されれば沢山の酪農家との交流も始まります。

小さな光であっても塚原の住民が灯す光で世の一隅を照らす善行に私どもも参加させてください。どうぞよろしくお願い申し上げます。
2018年4月28日
㈱ルミカ代表取締役
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以下に皆様のご意見をお聞かせください。

開発は面白い

今日も商品開発三昧。

中洲自我自賛のBiレスキューは人命救助の道具として空中土中水中を問わない遭難者探索カメラキットです。

見本市での発表を前にモニター標準をどうするかで苦心しています。360°カメラの性格上モニターの簡単操作が不可欠。それに太陽の下でも映像が明確に看れることが必須。となるとモニターをVRゴーグルにするかHUAWEIの7インチタブレットにするかで悩みます。

先日の開発会議でプラスリモコンゴーグル開発をオーツカ君が担当、そして止む無く中洲はタブレット収納暗視ケース開発に朝から取り掛かりました。

先ず底に7インチタブレットを置いて焦点距離上30cm高の馬鹿でかい暗視ボックスをこしらえました。タブレット操作用に手が入るドアを付けました。案の定イシバシとオーツカの軽蔑的な視線を受けたので箱を10cmの深さまでカット。これにダイソーの100円望遠鏡から凸レンズを取り出し目の高さを調節出来るようにしました。

さて夕方7時机に着いて先の2人に「プロの腕」を自慢しようとした矢先、オーツカがVRゴーグルの中洲発案充電池ハンドルにリモコンを付けていたのです。

その驚異的操作性。丸一日掛けた中洲苦心の暗視ボックスはオシャカと成りました。

夜、商品開発で今一番信頼を置いているハシモトがメールを寄越しました。凄いスピードで光るビキニ開発が進んでいます。ヤマテも光るシートにこだわったビキニを開発中。これが完成したら会社のかわい子ちゃん達連れてホテルオータニのナイトプールに繰り出そう。何となくだが開発のエンジンがかかってきたようです。


シート挿入型は野暮ったい。


この圧着加工品が光ると凄いですぞ。

新入社員の研修終了

何と言っても本日は第39期の株主総会。

この日だけは社長の晴れ舞台。と言っても業績良ければの話。当期はうちの常務が華々しく宣伝とイベントに金を使いまくったので純利益僅かでした。だがお陰で会社が少し有名になりました。

夜は新入社員の研修終了飲み会。うちのヒラタ船長の手引きで新入社員達、宗像大島ウミングでの釣り研修。何と30匹もの鯛やシマアジを釣り上げて本日の肴に供されました。親しくして頂いているウミングの皆さんが彼女達のために魚達を断食させて入れ喰いにしてくれたようです。心からお礼申し上げます。


彼女達に釣られた真鯛。