男の開発その2

営業でも商品開発でも野球選手のように「日頃練習して型を作れ。創意工夫を持続させて開発マインドを磨け」と中洲偉そうに日頃口にしています。このあたりは少しですが中洲には自信があるのです。

だが女性を連れて歩くとなると中洲は絶対に様にならないし自信がない。だから男の開発なんて出来るわけがないのに・・・。

かと言ってカス男のままでくたばるわけにはいかない。商品開発するようにいい男の開発も出来るはずじゃないか。日本の男性は会社勤めの時は颯爽とサマになっても退職すると直ぐに威厳を失って途方にくれた振る舞いになる。ここが欧米の男性に劣っていると思います。60過ぎて一層格好良くなりたいもんです。

日本の若い女性の風潮についてですが東京支店で美人の女子社員に質問投げてみました。そしたら即座に「50過ぎの男なんか真っ平ゴメンだ」と返ってくる。これも少し浅薄に聞こえますね。彼女には「年取っていても味わいのある男」に惹かれる小説「センセイの鞄」のツキコさんの魅力を伝えたいなあ。

先ずは男の心掛けから。女性を口説こうモノにしようなどのゲスな欲望を払拭したいものです。

開発の目的は「葉隠」に書かれた男の姿を具現し、連れの女性を品良く美しく際立たせるように立ち振る舞うことです。逆に言えばそう言うタイプの女性と出費を厭わず投資と思ってデートの数を増やして「葉隠を実践する」のはどうでしょう。

その葉隠には
「男はうやうやしく、にがみありて、調子しずかなる」を男の理想的な容貌だと言っている。女性をモノにしようとの「盗っ人の眼つき」は恥、快楽に耽るばかりのカップルを「背低き恋」と断じています。

今の中洲士郎のようにいつでも畑に出れる様にと毎日、野良着然とした服装での出社はマズイと早速反省しました。毎日ピリッとスーツを着こなして会社のロッカーには野良着を置くようにします。

聞くと昔の女房は亭主に金を渡して「花街で遊んでおいで」と送り出したと言うじゃありませんか。案外自分の亭主に男の修行させてふやけないように教育したのかも知れません。あの老婆(ラオポ)にはちと無理な頼みですが。

今回の商品開発提案はきっと少ない読者の反発買うだけで非公開第2号の恐れ十分です。

男の開発その1

会社の若い女性を誘って夕食を共にしました。

彼女重要な商談が有ったらしく、素敵なグレーのスーツに変身しております。綺麗な若い女性と2人で食事など記憶に有りません。この「デート?」で重要な開発案件が出ましたので報告します。

さてそのデートの結果でありますが最悪でした。先ずお互い車があるのでお酒が飲めません。食事の店の選択をミスしました。腹が太るばかりムードのかけらもないお店でした。矢張りお酒はカップルのテーブルには不可欠ですね。

欧米とアジアの文化の違いは沢山ありますが、中でも中高年男性のお洒落ですね。 女性を同伴するマナーにも大きな差があるようです。中洲の年代になると大抵カミさんに引っ張られてのトボトボ歩き。これは頂けません。かと思えば会社の若い女性を連れてニヤついているのも最悪です。

老婆(ラオポ)が見立ての服装じゃ夢が描けませんね。渋くて落ち着きと少し威厳を備えて傍の女性を更に美しく引き立たせるような男を開発せんといけません。

この案件は続きます。