石巻の海底30mで

ここに覗き穴が付いた箱メガネがあります。中洲士郎が「BI見逃サーズ」用の8インチモニターを戸外で使用するためにこさえました。両サイドに扉があって両人指し指で操作できます。

「中っさん。これってティッシュ箱じゃないですか」それが若い連中のコメント。ヒメノさんは年の功、やはり配慮が違います。実際に戸外で箱を手にして戻ると「これって便利ですよ。イケますね」そうこなくっちゃね。今日は結局この盟友と小1時間「BI見逃サーズ30M」の模型を仕上げました。気が合った2人だとスピードが違います。

解り辛いけど首掛けに可動式覗きメガネがセット。その下に回転ドラムが付いて30mLEDケーブルとその先端に防水カメラと強力LEDライトが組まれます。

暗い倉庫の隅の旋盤でヒラタ船長が何やら加工しています。PUボールにゲル発光液を注入する装置でしょう。6月22日大連での新商品発表会でデビューします。その演劇「老人と娘」の脚本と演出はこの次明かしましょう。

このヒラタ船長を呼んで7月21日から宮城県石巻市に出向くことを告げました。現在仕上がり中の「BI見逃サーズ30」を使って海底遺品捜索活動をやるのです。震災で失った娘を今も探し続ける父親がおられると聞いたからです。この海の男ヒラタと盟友ヒメノは石巻行快諾です。東京支店の頑張り娘、元全日本女子水上スキーチャンピオンのマオ君も連れて行くことに。捜索活動の合間に仙台湾水上スキーも楽しむ魂胆です。

技術情報です

昨日この中洲士郎はブログを本来の趣旨である「珍奇な発見と妄想の日々の記述」に戻すことにしました。

そうなると未だ明けるに長い夜、淫らな妄想をやめて珍奇な発想に舵を切らねばなりません。中洲流定番作業はと言うと先ず昨日記憶に残った映像をコマ送りをします。その一コマから新製品の発想に無理やり繋ぐのです。そしてそれは何時も布団の中のそんな時刻。

東京のカワジリ君がドローン展で気になったという映像が脳裏に停止しました。

同社のHPご覧になって下さい。

ルミカのBiRodらしきものとドローンが組み合わさっています。着陸が容易だと分かりますが三脚の意味が中洲には解けません。

中洲の妄想映像にこの写真の竿が地上まで延びてきます。違う。逆送りします。受電中のドローンが細い強靭なカーボン製W-BiRodを延伸させながら上空へ引き上げていくのです。これは自分で飛翔する飛行体でなく竿の先端に付いた昇降機でありスタビライザーなのです。

30m下の地上からドローンに送電されるので何時迄もRodに牽引力が働く。そこからの映像はドローンからじゃなくて我が360°カメラからUSBケーブルを介して地上のモニターに送信されます。価格も安いでしょう。

飛行許可のいらないドローンが誕生します。特許なんかどうでもいいが同口径の二重継竿の特許は昨年出願済みです。カメラの付いていない高馬力ドローンを調達しなきゃいけません。

「どうだ参ったか?竿に繋がれたドローン君」はニュースになるでしょうか。

うちの会社には色んな特技の人間がいます。技術情報を階層的に整理して脳みそに収納し、いつでも素早く所定の情報を取り出せる人間がいるのです。この特技で開発館のノミヤマの右に出る者はいません。

ノミヤマとオオツカが香港のCEショーから帰国しました。オオツカの奴、早速振替休日取ったので月曜日に出張報告を聞くことにします。

「何か面白いの有った?」中洲の問いにノミヤマ待ちきれずに吐き出しました。

1つは電子機器の防水塗膜。これは凄い。そもそも電子機器なぞ無縁のルミカがカメラをいじくってご承知の通りです。

一つはカメラの防水対策です。中洲がどうやってカメラの外ケースに防水塗膜するか悪戦苦闘していました。あのへそ曲がり男イノウエの奴「カメラの中に樹脂を注入すればいいじゃん」とポツリ。こんな発想って本当ドキッとしますね。聞き流したフリをしてコッソリ試しました。残念ながらカメラは処理後駆動せず日の目は見ませんでしたがそのアイデアには一目置いていました。

秀才のノミヤマが見本市で探し出して来たのがIC用特殊塗膜剤です。相当の低粘度接着剤なのでしょう。Biカメラに防水ケースが不要になるかも知れません。この情報は皆さんの懸案解決に約立つかもしれませんよ。

軌道修正です

ブログは矢張り難しいです。このところ筆が進みません。

「文は人なり」と言われる通り書いたものには筆者の人間そのものが現れてしまいまねす。気を緩めると筆者の思考回路の脆弱さや人間性までも露見します。

本来このブログは士郎の珍奇な発見と妄想を綴るものでそれ以外のテーマは中洲士郎の及ぶところでありません。ところがこのところつい調子に乗って主題を逸脱した文を書いて後悔しております。

さあ寄り道しないで「珍奇な発見と妄想の毎日」をブログに収めます。とにかく毎日皆さんと一緒に珍奇な新製品の開発あるのみです。

BiRod(Birds eye Rod)はスポーツカメラを竿の先端に取り付けて高所、水中を撮影する道具です。久々のヒットで中洲気を良くしとります。今度は珍奇なカメラを組み上げて特殊ケーブルでモニターに繋いでどんな場所でも探し物を見逃さない探索機「Biレスキュー」を世に出そうというわけです。

今日はそのBiレスキューの最終仕様を決める為に製品を手にして木の茂みや小屋の屋根の空中探索、床下や草むらの地上探索それに水中探索を同じ機材で行いました。これがスムーズにやれて映像の保存が出来ることがレスキューには不可欠な機能です。

イシバシ君指摘の通りVRゴーグルでの探索は現行品では無理がある。だから標準セットではタブレットにすること。問題は360°LED防水カメラです。草むらや軒下を擦ったら直ぐに防水ケースに傷や汚れが付きます。それにケースを通しての映像は随所に映像欠陥が表れます。だから取り外しや交換が不可欠です。そんなこんなでどうにか製品仕様が決まりました。

余計なことをブログに書いて憂鬱になったのが、開発作業専念で少し気が軽くなった午後のひと時でした。

上から珍奇な360°LED防水カメラUSBケーブル付き。20000円

HUAWEI高級7インチタブレットセット25000円

VRゴーグル充電池セット25000円(オプション)