開発マインド

東京支店で終日商品開発。
どうやらここ東京支店では中洲士郎の開発マインドの刷り込みが効いてきたようです。

「中っさん開発で話がある」とヒハラ氏。
「先ず今日現在での新事業新商品開発の進捗状況を5分話すから聞いてくれ」と中洲。その中で中洲が述べた「光るボールと7インチ発光体」について「ヒハラ意見はこうだ」と、何とモックアップと参考サンプルを机上に並べて喋る。     この数日の間に準備してたのだ。やはり夜中に3Dプリンターを走らせる男は    違うね。おまけに中洲と違ってピンポイントで問題を突いて来る。そして核心は「当てられても痛くないデザイン」に行き着いた。


左から6インチレギュラー、6インチアーク、7インチモックアップ。コンサートで投げたら危ない。7インチには更に革新が要る。

ペイントボール見本。中身をゲル発光体にする。試すと内圧で破裂する。

この話し合いの後、わしゃこのモックアップとボール見本を前に思いっきり発想した。やはりモノを前に置いて発想すると湧いて見えて来るものが違う。ヒハラのようにサササッとノートにデザインを起こし、3Dプリンターをナイフの様に使いこなせる男が羨ましい。

小1時間発想を続け、サンプルをいじくって「投げられて当たっても痛くないライトスティック」と「化学発光花火」開発に行き着いた。ピンポン球位の発光ゲル球を空に打ち上げると独りでに破裂して光って飛び散るよ。勿論北朝鮮からと思しき不審な船目掛けて発射すると、暗闇の中で船の甲板が光って姿が現れる。

自動販売機があってね。100円玉入れると、ボールや柔らかいウレタンチューブに発光液が注入されて、取り出し口から出て来るのも妄想した。

午後4時、ヤマテが明日のアニメジャパン2018に間に合わせようと大連から戻ってきた。ミヤサカが既に大きな初回受注を決めている。月曜日写真のサンプルでプレゼンするらしい。矢張り営業が絡むと開発に拍車がかかるね。

バンバンライトの完成

役員会。タイクツでした。

午後遠賀からヤマテとタカデがやって来て先発のアリヨシと合流。開発のメンバーが揃いました。

実は一昨日中洲が東京からをアリヨシ宛のメールに悲痛な叫びを載せておりました。バンバンライトもう待てんと。「先ず依頼者中洲の指示に従え。そのあとで依頼者の発想を砕く知恵を見せろ」でした。

3人がテーブルにつきました。何か企みがある予感。先ずタカデが中洲指示のサンプルを披露します。「どうだ分かったか。前回のタカデサンプルよりも空気注入が一回で済む」と中洲自慢するも光にムラが生じる。製造がチト面倒でモリタでは量産が難しそうだ。

次にヤマテ登場。膨れた液のパウチを押さえると液が先端に向かって走り光の帯が出来た。そして逆止弁からストローで空気を吹き込むと全体ムラなく光った。「良いじゃないか」
バンバン棒の中に光の帯が隠されていた。帯状長時間発光体を大連で作ってモリタに渡せば簡単確実にバンバンライトが出来上がる。「中洲参った。遂にバンバンライトの完成だ」タカデよ。日曜日から大連に出向いて1万個帯状発光体をこさえて直ぐにモリタでバンバンライトをこさえて3月22日からのアニメジャパンで発表しろ。それが鬼の中洲の命令。若いタカデ君応えられかな。


中洲に勝って満足気なヤマテ君