鍵はヨーグルト

2週間ぶりの由布農園行。
めまぐるしい寒暖の差の中で春真っしぐらです。


20年ほど前久留米で苗を買った「岩根絞り」


昨日の雪を抱く由布岳


アスキーの鶏達よ飛べ、野生を取り戻せ。

生きている間には幾度となく「やるかやらないか」の岐路に立たされます。やれば必ず面倒も持ち上る。やらなければ悔いが残る。

カミウラさんの酪農を応援することに決めている。子供達の歓声、働く障害者の笑顔、奇跡のヨーグルトの誕生。この酪農から湯布院塚原高原が農業テーマパークへ発展するだろう。良いことばかりだ。果たしてそうだろうか?

今日相談があった。「牛舎反対」だ。匂いやハエで折角の環境を変えて欲しくない。もっともな事だ。問題は牛舎による環境変化が「塚原の挑戦」を断念するに値するものかどうかだ。

話し合いのお陰で島らっきょうの畑の草取りが終わらなかった。物凄い勢いで島らっきょうは草に覆われ根は締め付けられ痩せ細ってきた。残念、ひと畝残して陽が落ちて次回に持ち越し。にいざわラッキョウに遅れをとってしまった。

さてその反対派との協議だ。身の回りの諸問題は勿論、食事も酒もそして男女の仲も想念だけでは着地できない。実体験が必要。そこで中洲士郎上手いこと家から携えて来て冷蔵庫に冷やし置いたモノがある。「カミウラ奇跡の牛乳」を用いた「奇跡のヨーグルト」とドイツのチェヒの父親が造った硬い蜂蜜だ。さあ皆様「召し上がれ」


ごめんアスキー少し頓馬に撮ってしまって。この後アスキー「ヨーグルトで元気が出た」と大斧で薪割りに励む。

これこそ本物の食材。病気は治えて健康になる。子供は聡明に女性は美肌美人に。噂を聞いて沢山のお客がやって来る。反対派の皆さんのお店も繁盛。地価も上がるでしょう。人が複数で生きる限り経済が共通の価値、それを経世済民と教えられた記憶がある。だがやれやれ、中洲士郎又しても問題を背負い込みそうだ。良いことばかりじゃないが確かに言えることは未知は「刺激的」だってことかな。刺激的な事と言えばヤッパリ・・・

バンバンライトの完成

役員会。タイクツでした。

午後遠賀からヤマテとタカデがやって来て先発のアリヨシと合流。開発のメンバーが揃いました。

実は一昨日中洲が東京からをアリヨシ宛のメールに悲痛な叫びを載せておりました。バンバンライトもう待てんと。「先ず依頼者中洲の指示に従え。そのあとで依頼者の発想を砕く知恵を見せろ」でした。

3人がテーブルにつきました。何か企みがある予感。先ずタカデが中洲指示のサンプルを披露します。「どうだ分かったか。前回のタカデサンプルよりも空気注入が一回で済む」と中洲自慢するも光にムラが生じる。製造がチト面倒でモリタでは量産が難しそうだ。

次にヤマテ登場。膨れた液のパウチを押さえると液が先端に向かって走り光の帯が出来た。そして逆止弁からストローで空気を吹き込むと全体ムラなく光った。「良いじゃないか」
バンバン棒の中に光の帯が隠されていた。帯状長時間発光体を大連で作ってモリタに渡せば簡単確実にバンバンライトが出来上がる。「中洲参った。遂にバンバンライトの完成だ」タカデよ。日曜日から大連に出向いて1万個帯状発光体をこさえて直ぐにモリタでバンバンライトをこさえて3月22日からのアニメジャパンで発表しろ。それが鬼の中洲の命令。若いタカデ君応えられかな。


中洲に勝って満足気なヤマテ君

商流を変える

東京支店で仕事です。やはり夢追い。だからカワジリ君とパク君を会議室に呼んでイスラエル式オンナ戦闘部隊結成を画策しました。先般カワジリ君が警視庁の猛者10人を相手に大閃光ペイントで凄いプレゼンやったとの報告をイシバシから聞かされています。ならば可愛いパク君も韓国軍隊を攻めよと提案。なにせルミカ女性陣の若いお色気と「大閃光ペイント」を武器に攻めれば米国国防省も落ちるだろうよ。

今日の課題は「時代の変化に応じて商流を変えること」

中国深圳でDiDi(ティティ)でタクシーが、微信(ウエイシン)でお金の動きが劇的に変化しているのを実感しました。

確かに中国の各地で汚職が多いのは事実でルミカも悩まされました。そこで習さんがそれら汚職退治に大ナタ振るっているわけです。しかし大半の汚職は受益者の分け前をかすめ取っているので規制に関与しての仕業じゃないと思います。北京政府は中国人民の支持を得る為なら古い諸規制はいつでも取っ払う方針じゃないでしょうか。古い商流を規制で守ってやってそこに天下りのポジションを残すような事があればそれは中国の汚職よりも悪質だと思います。

その制度や規制がいいか悪いかは利用者にとってどれだけ便利かということでしょう。ルミカのビジネスもやはり流通改革が後手後手に回り結局商流を変えずに古いものを守ったが為に大切なユーザーへのサービスが落ちてしまい仕切り価格が下がり振興勢力に一部の市場が奪われ業績低迷に陥っております。

古いしきたりを守ると言う口実で挑戦から逃げていたわけです。そこで今回ルミカのハロウィン事業は問屋排除の商流改革で大波乱を起こしております。

ルミカ主催のハロウイン2018内見会で

考えれば日本は大抵が後追いの国ですねえ。よーく世界の潮流を見渡して安全を確認してそれからやおら腰を上げる。何だか志の低い国に映ります。その点ではルミカも同じ。これを改めんといかんのです。

真っ白のキャンバス

中国漫遊7日目。深圳業務最終日。明日には東京へ帰る。

今日は先ず例の藤岡氏にお会いした報告を。
超ご多忙の中、藤岡ファンの来社ということで
時間を割いてくれたようです。

第一印象は中洲とは段違いの強いオーラでした。
何の迷いもない強い意志を発散しています。
若いもんは自信があっていいなあ。
きっと深圳の若手成功者に名を連ね
ベンツじゃなくテスラで街を疾走しそうです。

中洲手短にBiRodから水族館等への開発のくだりを
3年間の深圳の経験を交えて話しました。
彼の明快な回答は
「尖ったコンセプトの水族館」には興味があり
商品化には大いに協力する。
例の今井先生との口腔検査キット等、
口やお尻に挿入するものは
「危ないからやらない」でした。

印象に残る話では
今やフアウェイなどの気鋭の会社は
中国を捨ててアフリカに向かっている。
「アフリカという真っ白のキャンバスに
通信基地を建てて13億の民衆にスマホを持たせ
お金と物資を流通させる事業に熱中している」と。

昼ご飯は本命のケーブルメーカーに入る前に
58%ディスカウントの謳い文句に引っ張られて
湖南料理屋に入りました。
規約の4人で5皿は流石にキツかったけど
味は素晴らしかった。

写真は春雨とエビの炒めだが火加減が実にいい。
これから湖南料理は狙い目ですね。

そのケーブルメーカーとは十分納得しあえて協議を終えました。
ロサンゼルスをスキップして深圳に飛んだのは
キット神様のご加護だったようです。

防水ケース

今日で中国漫遊は6日目となる。
ハシモト君が明日
「ハードウエアのシリコンバレー深圳に学ぶ」の著者
藤岡氏と面談のアポを取ってくれた。

今日は事務所のスタッフ3名と一緒にBTP社を訪問。
Bi水族館の基幹部材の防水ケースと
特殊ケーブルの開発を依頼した。
水族館の成否は此処に掛っている。
素人のワシの目から見ても
カメラの防水機能には開発の余地が多いと思う。
今回水族館に施す防水対策がきっと評判になるだろう。

オオツカが3Dで素晴らしいモックアップを
BTP社に届けていた。
よくもこんな精密なサンプルが作れるもんだね。
中洲から見ると大した天才よ。
ところが機械じゃなく手作業となるとダメだ。
一連の水族館のサンプルで
夜中まで罵倒したくなる下手な細工。
「押してダメなら引いてみろ」
この勘どころつかめばモノになるんだが。

そこで中洲も「引くこと」を考えた。
樹脂接着は熟練を要するからオオツカに出来ない。
ならば樹脂接着じゃなく
強力ウレタン防水シールを使用しよう。
これならケースが痛んだ場合取り替えが効く。
「樹脂で固めてカメラの取り出し機能を無くし
完全防水に徹する」のがベストだとの
中洲の「思い込み」があった。
これを修正させたのがオーツカのドジだろう。

モンスターエッグ

昨日は大連の休日を独り楽しんで
今日は深圳へ向かう中国漫遊5日目です。

深圳空港でハシモト君が迎えに来てくれた。
彼は正に段取り名人。
バックパックひとつで世界中何処へでも即座に行動できる。
勿論タクシー手配は最新のDiDi(ティティ)。
これはウーバーと違って会社運営だから
さらに安全で予約配車もできる。

その車中でのハシモト談に
「例のシリコンバレーの著者藤岡さんが仰るに
ここ数年で深圳は嘗て無い劇的な変化を遂げるらしい」と。
この数年よりも更に大きく変化するとはねえ。
皆さん深圳にご注目ですよ。

深圳で定宿の漢永でCP+で初めて手に入れた
バックパック(アウトレット品)を整理していたら
土曜日大連で買い物したオモチャがポロリと出て来た。
モンスターエッグ(3元)。
何しろバックパックってのはポケットが多いから
年寄りには覚えるのが大変だ。
写真を載せよう。

このモンスターエッグって本物のタマゴみたいで
振ると中の少量の液体が動く。
それで中洲の変な妄想は
タマゴの中に発光ゲルとカレットを仕込んでおく。
これを振って投げつけるか
ペッパーガンなんかで発射すると
被射体でバッと光る。
サバイバルゲームなんかで面白いな。
カワジリ君に営業して貰おう。

表と裏

旅順半島の南の海岸藍湾(ランワン)の会社宿舎では
同宿者に悪いからと口実を付けて
定宿の昱圣苑に移動しております。

今日はしっかりと大連の休日を楽しむ魂胆。

久し振りに大連駅の喧騒に紛れ込みました。
今でも昔の上野駅を懐かしむ向きが多い。
その空気がこの大連駅に残っているようです。
駅の北に巨大な生活用品の雑居ビル大菜市が
アメ横を思い出させます。
ついつい遊びか仕事か、
ボールを探しに玩具屋を回りました。

透明ウレタンに水が入って
小ちゃなおもちゃが浮かんでいる。
光るボールに格好の仕様だ。
弾ませるとLEDが点滅。
大で8元(140円)小で5元(90円)。
安いなあ。
水を抜いて発光ゲルを注入してみよう。
そこの店の親父にこんなの売って1元儲けるよりも
一緒に500万元儲けないかと持ちかけたが相手にされない。
深圳ルミカにボールメーカーを探し出して貰って
「光るテニスボール」の開発して貰わんといかん。
合わせ型だから成型時にカレットが挿入できる。
そうすりゃ3日間は光り輝くな。

 

この後冷風が和らぎ穏やかな陽射しの中、大連動物園を歩く。
家族と連れ立って壮大な動物園を散策する中国人を見ると
ついこの前まで野生動物虐待で悪名高かったのが信じられない。
パンダを目の前でビデオと写真に収めた。

この前も紹介したけど大連はサウナがいい。
中でも大連駅近くの金百合(チンパイホー)が最高。
今日の休日など家族連れで賑わいながら
暗い個室では綺麗な北方姑娘クーニャンの
全身マッサージも並存する。
誠に鷹揚な中国文化ですねえ。
中洲は自慢の中国語を「金百合語」と称しておりまして
専らここでお勉強しました。
例えば受不了(ショウブーリヤオ)とか讨厌(タオイエン)とか・・・。
日本語もそうですが往往にして言葉には正反対の意味もあるのですよ。

市販のボールを光らせる

今日はアリちゃんと遊びの開発をやった。

バンバンライトでは若手に挑戦してもらい見本市で大きな評価を得た。
しかし中洲裁量で商品化では✖を付け
大閃光エイトとガゼットバンバン棒を組み合わせることにした。
発想から企画まで3ヶ月要した。チト長すぎた。

UFOボールの大ヒットの後、光るボールではヒットが出ず
開発チームはボールトラウマになっている。

今日はアリちゃんと遊びで取り組むことにした。
先ず新製品には新しさと同時に
他所に容易に真似できない技術の必然性が欲しい。

PVCボールにゲル発光液を注入すれば
長時間凄い輝きを発することが分かった。
直ぐにナイトプールに興じる娘さん達の
艶めかしい姿を妄想する。

簡単な方法として
例えば小さなマヨネーズ容器みたいなもので
ボールに発光液を注入出来れば容易に追随者が現れるだろう。
そこで注射器でやって見るが
アリちゃんのペインターの様には注入できない。
考えりゃ当たり前のこと。
ボールの内圧に伍して液を入れるには大きな圧力が要る。
ペインターでしか出来ない。

だったら商品になる。

色々光らせて遊んだ。面白い。流行りそうだ。

ドン・キホーテで買って来たカチカチボール
光るテニスボールにもなりそう。

目的と手段で奇妙な符合

11/27(月)昨日はマサーダ要塞から死海温泉センター観光。そして今日はエルサレムのvisitation church観光とエルサレム神殿見学だった。

静かなたたずまいの教会を見学して細道沿いの素朴で洒落た喫茶店での会話です。

前を可愛い女学生達が変な東洋人を興味深げにチラチラ目をやって通り過ぎて行く。本当にイスラエルの女性達は可憐でその上ブロンドの髪にすらりとスタイルがいい。

「なあユバルよ。ルミカの創業期の話をしてやろう。 1980年頃だ。お前の発光プレートと違って先ず釣り用のミニ発光体を狙ったね。(相手はルミカのHPで既に熟知の様子だ) この小さな光で世界中に夜釣りが燎原の火のように広がっていったよ。本当に必要な品は口コミで広がって行く。数千万個売ったかな」

1970年に発明されたサイリューム6インチは今でも化学発光のキング。それはACC社と米国政府の共有特許だった。その技術は当時誰も真似できない高度なものだった。

「さてだ。ルミカはミニライトをどうやって生産したと思うか考えてよ。技術も人も金も無いんだぞ。お前達とおんなじだった」
相手「・・・」
中洲「分からんか?」
相手「・・・・」
しようがない奴だと中洲「サイリュームをその数100万本植木バサミで切り出して原液を分けて精製してな。一本から50本のミニ発光体を作ったのよ。まあACCにとっては民間では世界一のユーザーって訳だね」

YUVALと MOSHEの2人が中洲の話を聞いて感動すると思いきや。目を丸くして声を上げた。
「わしらとオンナジだ。ルミカライトを200本バラして一本から2枚の発光シートこさえたぞー。だけど100万本か〜」だって。
わし等がACCを神様と崇めたが同じく今度はYUVALがルミカを大先生と尊敬している図式だ。

この後「そのキングの6インチサイリュームを超える」のが事業だと。そための大閃光8インチ、その開発ストーリーをしてやった。さすがにしっかりと理解したね。

エルサレム宮殿と嘆きの壁、そりゃ凄かったが周りの土産屋と食い物やの凄まじい事。その汚い店先で食わされ、その上大いにボラれたイスラムのケバブ。夜中まで胃がもたれた。


visitation church

エルサレム宮殿とアリちゃん

キリストの血が祀ってある

不潔なイスラム料理。ザクロのジュース。

シシケバブ。味は濃厚だが。

嘆きの壁

中洲士郎とアリちゃんの2人も壁に額を付けて嘆いた。アリちゃんは欲張ってスカット、スカットってお願いしてました。