押してダメなら

朝食はヨンソンさんと何時もの定食屋でモヤシスープ飯です。韓国のご婦人が亭主の昨夜の深酒で痛んだ胃を癒やす3種スープ飯の一つです。

仁川から福岡は格安のイースター航空ですが機体も新しく快適でした。留守の間に団地の公園の桜も満開を過ぎております。

ラオポに黙って自室に入るなり蓋開けるのももどかしくタリスカーでハイボールをあおりましたね。謳い文句「スコットランドのスカイ島の潮の香り」を楽しみました。

夜中目が覚めて「光るボール」思案開始です。例のアモイの社長が全然感動しなかったことを思い起こします。「どうしたらアイツを唸らさせるか」

ツラツラ思うに「発光液の注入じゃ面白くない」ヤッパリ大閃光のように自分で発光させなきゃいかんのか。[然しどうやってパンパンに膨れたボールの中で2液を外から反応させるのか!!]

先日登山ルートマッピングで意見を述べました。この光るボールの場合は発光動作の検索です。誕生して50年の間、発光体は「折り曲げる」観念で固定しておりました。

それが大閃光エイトでは押す(PUSH)で新境地を開きバンバンライトでは袋を押し付ける動作を採用しました。「他に動作はないのか」と布団の中で少し思案しました。

あるじゃないか。「押してダメなら引いてみな」これは中洲の口癖。そうだ引っ張ればいいのだ。ボールのヘソを2個にしてPE糸を引っ張るのだ。子供たちがボールのヘソから出た輪っかのPE糸を引き抜くと「バーン」とボールが輝く。寝惚けて忘れるのは確実だからAwesomenoteにメモって安心して眠りにつきました。

 

1時間のアモイ旅行

片道5時間かけて大連から廈門アモイに日帰り出張です。

将来は極めて有望だが直ぐには稼いでくれそうにない。発光スプレーペイントにはそんな不安が漂うのです。何とかブレークスルーさせなきゃ。こういう時にチームの誰か左中間を真っ二つに破って球団オーナーの目を引き付けんものかねえ。時にショーマンシップが要るんだけど。

そういう状況下での今回の廈門行。それは不確実極まりないが時に運を頼りに動いてみるのも、それはそれで・・・。

ZERO ZENG という男がいて2年前に香港のギフトショーで会った。シリコン成形品の会社で彼のブースで話をした。それ以来諦めもせずに毎月コンタクトを取ってくる。この執拗さに感じるものがあって今回の訪問だ。

おカド違いかもしれんが光るボール開発でこの男にヒットを打たせたい。野球の監督だってそうじゃないかな。琴線に触れるって感触と期待感。

廈門航空MF8046便は郑州(ジョンジョウ)を中継して廈門に向かっている。ダメ会社ダメ社員だったら光るボールを頼むのをやめよう。

アモイに初めてやって来た。何〜に仕事が上手く行かんでもこの嘗ての英領租界地と美しい海を見にいこう。だが急遽明日は韓国に行くことが確実になった。それで話を直ぐに切り上げて大連に引き返そう。
この廈門高崎空港も大変綺麗で市内のど真中、福岡市みたい。タラップ下りながらパチリと。


台湾は海峡を挟んで目と鼻の先、この澄んだ空気と陽光の美しい街で仕事始まるのかな。期待を胸に社長運転で出迎えの凄いベンツに乗り込む。

だが1時間の話で大連に引き返した。この会社の社長は何と大閃光ペイントと光るボールには全く興味を持たなかった。この事が中洲士郎にとってまさに青天の霹靂だった。(中っさん。大閃光ペイントなんてあんたの独りよがりですよ。そんな風に感じているようだ) そして2年前中洲が提案したパームギアには興味があるらしくサンプルを作っていた。その見本だが逆に中洲にはあまり興味が湧かない。そんなんで共同開発はもの別れになってしまったのです。往復10時間搭乗して1時間のアモイ滞在でした。

  • パームホタルのイメージです。ON/OFFは手を閉じて。明るさは指のタップで調節。粉末ビッグ発光体それも平たい形状のStickをシリコンチューブに挿入すれば面白いかも。

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セオリー

大連勤務2日目。宿題を済まさなきゃ。

昨日は大閃光エイトの長時間発光化とバンバンライト2種の仕様決定、今日は粉末アンプルの仕様再検討と複合シートの製造ラインを検討した。

ガラスアンプル製造に不可欠なガラスチューブの延伸機の自動化も進めなきゃいかん。

日本中に沢山の山がある。今年登る山を選択する。次にその山の登山ルートを全て洗い出す。費用、時間、途中での余禄の有無などを考慮してマッピングする。商品と技術開発も同じだと思う。開発課題がクリア出来ない理由の一つは山登りでルートの見落としかそもそもルートを探していなかったのが多い。そして出来ないと決めつける。

この2日間問題解決に当たりながら閃くものがあった。どんな問題でも解決にはセオリーを踏めば容易じゃないか。同じく商品開発でもセオリーがあってそれを習得しなきゃいけないのじゃないか。次回具体的商品開発でセオリーを踏襲してみようと思う。

大連素描

今日から2日間は大連ルミカで仕事です。

今回は老友ドガワ氏も初めての大連行。彼は「ケミホタルの秘密」にも登場するルミカ40年前草創期の仲間で、お互い波乱の道を歩んだ戦友でもあるのです。

我々を出迎えるのは門の横の汚い犬小屋に繋がれたワン公2匹。最近は中国でも工場に番犬置いとるのは稀ですね。

今日の課題は新工場の植栽選択と新製品バンバンライトの仕様決定、それに大閃光エイトの画期的な性能アップです。


想定通り従来の配合(右)に比べて3時間経過後も輝きを失わない。この赤色発光はLove in Actionでデビューする。バンバンライトも仕様を決定し発注しました。きっとミヤサカが嬉しそうに受注に走りますね。

今流行りの民泊についてだけど、中国人が日本の清潔な民家に宿を取るのは話になるが、日本人が中国で民泊するのはアウトですね。昨晩は中洲1人宿舎にあぶれて別のマンションの部屋借りたけど、これは頂けませんでした。それで今日は躍々ラオホとジュウミン悪友2人と大連の街に戻っての夕食です。泊まりは顔見知りの昱圣苑ユイションユエンに代わりました。

飲み友

仁川経由格安Airで大連へ向かいました。

今年は満開の桜にお目にかかれずに終わりそうです。我が貧乏団地に暫しの別れ。記念に8分咲きの桜をスマホに収めました。

この団地の自慢は安いのと桜が綺麗な事ですね。

普通でもCAの福岡大連便は高いのにこの時期足元を見て往復10万円を越す値付けだ。中洲、小さな抵抗で仁川経由格安切符で4万円に抑えた。何〜にラウンジで飲んで食べりゃ時間は問題ない。と言っても空港で5時間の暇潰しはどうだろう。

昨日イシバシから会社の行き当たりバッタリの人事政策によって振り回される若い連中の悲嘆を聞かされた。マネジャーのご都合主義の人事采配は問題だとしても、結論は「収益の低い仕事は削り取る」しか無いと合点した。

大連空港ではチンユイさんとウーさんの迎えに福岡空港からのCA便3名と合流、例の空港前の巨大モールで香港料理を食べる。選択ミス。安いが不味かった。定宿のランワンのマンションに向かった。キャリーバッグが重いのは仁川空港で仕込んだ2本の「タリスカーウイスキー」のせいだ。何処で誰と飲もうかワクワクする。コムロが一緒だと一本空けるかも知れん。マンションの冷蔵庫には大きな丸い氷、各種チーズやチョコレートなどコムロの隠し財産で美味いロックのアテには事欠かないが、今宵はその主が居ない。

凄いニッポン人

今日のトピックは何と言ってもあの養殖マグロの冒険家イワオ氏に付いて、移動イケス開発現場の視察でした。

イワオ氏と謎の開発マンは正に「類は友を呼ぶ」って感じだ。その開発現場は、ルミカの目と鼻の先の神湊漁港から玄界灘に抜けた水際に建つぼろ家でした。朽ちた旅館を改装した代物らしい。だいたい曲者のイワオ氏は実態を前以て明かさないのが主義らしい。今回も誰に何の目的で会うのかよく掴めていなかったのです。

「とにかく凄い男がいる。会わせよう」だ。
その凄い男は長崎の大学の教授の肩書。開発現場に引率される途中で「ガイアの夜明け」にも登場した先生だとイワオ氏耳打ちする。

真っ暗な海、直ぐ軒のそばまで打ち寄せる波、今にも崩壊しそうなバラック建てを至る所補強を重ねてその工場は動いていた。平日は大学院で教鞭をとって週末この工場で移動イケスの開発に取り組む。何とまあ大時代的所業じゃないか。要は魚のイケスを規格軽量化して精密制御を付加し、トラックや飛行機で魚を(元気に生かして)運搬しようという容器の開発だ。まあ秘密を守る為かもしれんが古き良き時代のモノづくりで哀愁さえ漂わせている。

厚い胸板、精悍な顔つき、静かな物腰、それでいて野心家の気迫、その先生十分に役者としても通用しそう。中洲は装置は勿論、梁の補強、床のレベル出しまでつぶさに観察してコストも採算性も掴んだが、コメントは執念の開発者に失礼な気がしたので差し控えた。実は中洲もアイパオイケスでアンモニア吸着に「ゼオライト+麦飯石」のデザインは仕上がっている。いつかこの日本の古典的開発マンとアイパオを前に夢を語り合う時があるだろうか。

さて皆様、なぜルミカがこの現場に同席したかと言うと、水槽の魚の状態を遠隔からリアルに鮮明に観察し記録できるカメラの提供を頼まれたからだった。「実はカメラはど素人でね。本業はこれケミホタルです」「あ、そう。ケミホタルなら長崎で釣りで昔から世話になってる」この挨拶の後、中洲が持ち込んだ「Bi水族館」は使えないと判明。

先生の目的は例のチョロQカメラで最高の解像度の最新版を探すことだ。これは今日新調のグレーのキャリアスーツで決め込んだイシバシが引き受けることになった。帰りの喫茶店で知ったのだが、彼女素早くネットを検索し、先生のカメラの中身を割り出していたのだ。007のスパイもどきだね。そんなわけで開発野郎どもの思い思いの武装が解かれたのは夜8時前でした。

春が遅い由布農園

晴天で気温は上がったが黄砂がひどい。
庭の肥後椿が満開です。由布院の飲み友達の松本さんから10年ほど前頂いた小さな10cm位の苗を老婆(ラオポ)が大きくしました。ヤッパリ園芸の腕がいいです。

「久しぶりに行きたいな」聞こえないふりをして一人で由布農園に出掛けようとしましたが・・・諦めました。

農園が爛漫の花で埋もれる直前、鶏だけじゃなく虫もモグラやイタチ等小動物も人間さえも何かと騒がしく楽しい時期です。鶏達は軽トラックに乗るわ、小屋の中をうろつくわ、折角島らっきょうに盛った土を片っ端から脚で崩していくわの悪さ三昧。「何でここの鶏はこんなに行儀悪いんや。ぎゃ〜ぎゃ〜何でこんなに騒々しいんや」とラオポ本当に怒ってやがる。あの脳みその小ちゃな鶏に躾なんか出来るわけないよ。

鶏小屋の掃除をしていたらカミウラさんやアスキーの友達婦人が次々にやって来た。そして鶏よりもひときわ甲高い声で、今では中洲の友達のエミリーさんがやって来て・・・これもラオポにヤバイ。「モグニゲルえらい人気で塚原だけじゃなく湯布院も庄内でも皆んな欲しいと評判よ。売ろうよお金儲けて鹿の楽園作ってよ」「よっしゃ2本500円。今度パッケージしとこう」老婆(ラオポ)には耐えられない騒がしい農園でした。4月9日と10日は新入社員湯布院研修です。卵かけご飯用に30個の美味い卵とステーキ用椎茸の確保をアスキーに頼んで農園を後にしました。鶏だけじゃなくピチピチの娘達と農業研修して騒いで食べて飲んで・・・。この時は絶対ラオポが付いて来んようにしないと。

Bi水族館デビューするかも

アニメジャパン2018がビッグサイトで開幕です。


お江戸深川の5分咲さくらを観て会場へ。

会場は若い子達で熱気に包まれルミカのブースは沢山の人だかり。中洲は場違いで身の置き場がありません。

バンバンライトはまあまあの人気だった。ヤマテの手作りだから矢張り空気漏れがあった。しかし液漏れしない構造がいい。

「中っさん話がある」エンドウとノマ組に引っ張られて出展者休憩室へ。某プロ野球球団への提案の件だった。今をときめくそこのオーナーのツルのひと声で、無線LEDからルミカの化学発光体重視に流れが変わったらしい。「当たり前よそのオーナーと中洲士郎は高校が同じだから」「中っさん。そのオーナー、中っさんのこと知ってんですか」「今の所全く知られとらんがその内、(あんた先輩だったのか)って声掛けてくれるかも知れん。野球場なら光るボールだな。来週から中国にすっ飛んで行ってボール作って来るからそれも提案しろ」

 

メールが入りました。以前報告した四国宇和島のマグロ養殖の会社からです。NHKの取材があって360°カメラによるリアル映像が紹介されるらしい。ルミカ新開発の防水360°カメラかどうかは不明だが問い合わせが殺到したらどうしよう。商品は未だ完成しとらんのよ。

開発マインド

東京支店で終日商品開発。
どうやらここ東京支店では中洲士郎の開発マインドの刷り込みが効いてきたようです。

「中っさん開発で話がある」とヒハラ氏。
「先ず今日現在での新事業新商品開発の進捗状況を5分話すから聞いてくれ」と中洲。その中で中洲が述べた「光るボールと7インチ発光体」について「ヒハラ意見はこうだ」と、何とモックアップと参考サンプルを机上に並べて喋る。     この数日の間に準備してたのだ。やはり夜中に3Dプリンターを走らせる男は    違うね。おまけに中洲と違ってピンポイントで問題を突いて来る。そして核心は「当てられても痛くないデザイン」に行き着いた。


左から6インチレギュラー、6インチアーク、7インチモックアップ。コンサートで投げたら危ない。7インチには更に革新が要る。

ペイントボール見本。中身をゲル発光体にする。試すと内圧で破裂する。

この話し合いの後、わしゃこのモックアップとボール見本を前に思いっきり発想した。やはりモノを前に置いて発想すると湧いて見えて来るものが違う。ヒハラのようにサササッとノートにデザインを起こし、3Dプリンターをナイフの様に使いこなせる男が羨ましい。

小1時間発想を続け、サンプルをいじくって「投げられて当たっても痛くないライトスティック」と「化学発光花火」開発に行き着いた。ピンポン球位の発光ゲル球を空に打ち上げると独りでに破裂して光って飛び散るよ。勿論北朝鮮からと思しき不審な船目掛けて発射すると、暗闇の中で船の甲板が光って姿が現れる。

自動販売機があってね。100円玉入れると、ボールや柔らかいウレタンチューブに発光液が注入されて、取り出し口から出て来るのも妄想した。

午後4時、ヤマテが明日のアニメジャパン2018に間に合わせようと大連から戻ってきた。ミヤサカが既に大きな初回受注を決めている。月曜日写真のサンプルでプレゼンするらしい。矢張り営業が絡むと開発に拍車がかかるね。

松食い虫

遠賀工場に行って新製品上市遅れに一喝。

大閃光ペイントのノズル切り替えを講じさせた。これで発光ゲル噴射と針でボールへの液注入を同じDUAL缶でやれるようになった。

棋士見習いのナガトシにシール発光体上市をプッシュ。
言わんこっちゃないユバルアンプルで進化を遂げた。ユバルの苦心分かってくれたかな。開発は自分で苦労して初めて人の着想の価値が分かる。次にユバルアンプルを改良してボタン状にしなきゃ。

長男から珍しくメール。彼の奉職する会社は光学フィルムのエリートメーカーで中洲士郎何だか息子に気後れするのが否めない。この奇妙なフィーリング分かって頂ける?。

用件というのは同僚が新製品案件探しで息子に相談を持ちかけたようだ。この会社はテープでも有名だから例の車の窓に貼る光るサインボードの開発を提案した。その同僚の専門と不織布事業は別らしくお門違いかも知れないとの事。


この写真以前もブログに紹介したが。

だが息子の会社と共同開発に取り組むのはスリルがある。大ヒット商品を生み出して父子鷹になりたい。そこで何か案件無いかと思案した。

こういう時は年の功で引き出しがなんぼでもある。引き出しの一つは松食い虫マツノザイセンチュウ被害による夥しい松枯れ病対策だ。日本といえば昔から白砂青松。それが何処も松食い虫にやられて茶色の松林になっている。未だに特効薬が出たとは聞かない。

今アリちゃんチームの次のテーマはDUAL二酸化塩素スプレーだ。これは大きな市場が見込まれる。中洲士郎格好の引退土産だろう。松枯れ病を患った松の樹皮に横に切り込みを付けゲル状の二酸化塩素を吹き付ける。その上に息子の会社の特殊不織布ベルトを巻き付けて養生するのだ。二酸化塩素と付加された薬剤が樹皮に染み込み樹液に溶け込んで憎っくき線虫に達する。そこで格闘が始まり線虫をやっつけ松が生き返るとの算段だ。

この話が荒唐無稽だとして中洲士郎の引き出しの一つを封印してくれるお方かそれとも馬鹿話に賛同して協力してくれる御仁はいないかな?

例のモグニゲルが動物忌避キットとしてある会社の目に止まって大きな話に進んでいるそうだ。
此のキットの優れているところは以下の構造だから二酸化塩素ガスが少量づつ長期間持続して放出されるので一般の散布薬と違って大した優れものらしい。どなたか此のスティックを販売したり別に応用して新製品をモノにしようという野心家はいませんか?