裸のウイルス(その20)

ルミカは40年前、釣用に小さな光るスティックのケミホタルを世に出しました。これはプラスチックの小さなカプセルを折り曲げて化学反応させて光を一晩放出させる小道具です。

そのルミカが10年前新たに光に代わって純粋な気体を発散させるカプセルを開発し世に出しております。実は現在ではケミホタルよりも多い出荷量です。

今年に入り新型コロナウイルスが各地に出現して以来効果的な拡散防止策が見出せず世界中パンデミックにさらされております。

三密回避でも終息が見えず経済が疲弊する中、もはや新たな素材と方法を見つけて解決策を世に広める他ありません。釣り人の探究心でケミホタルが夜釣りに革新をもたらしたように。

さて皆様、二酸化塩素(ClO2)は塩素よりも安全且つ強力な酸化力のある気体で水中の菌やウイルスを酸化不活化して水から抜け出ます。化学の世界の優等生なのです。浄水にも用いられその濃度基準は0.7ppmです。

ケミホタルとは別の機能を持つCLO2パワー2が出来ました。これは毎秒数百兆個の二酸化塩素分子をカプセルから水中に放出する小道具です。この活用術を皆様と開発して新型コロナウイルスを世界で最初に駆逐しましょう。もはや行政や学者頼みでは我々は干からびた雑魚同然になってしまうのです。

思い出して下さい。ケミホタルの前は光を取り出すのは複雑で高価でした。だから釣り人は夜の海は「朝まずめ」を狙う待ち時間だったのです。今度のパワー2では釣りは出来ません。精々蚊を追っ払う位です。だがケミホタル同様にとても安価で簡単に必要な気体が取り出せるのです。今回は二酸化塩素です。その気体が水の中に毎分一定量浸出して最適濃度の二酸化塩素水が得られるのです。

何事も初めには使用基準はありません。新技術が新たな基準を作りエビデンスとなって人の生活を豊かにします。そして残念ながら新しい工夫には必ず抵抗が出ます。これを乗り越えて初めて問題が解決します。今日の新型コロナウイルスの解決はまさにそこです。

な~にどんな問題でも人に解決されるために横たわっているのでしょう。その問題の料理こそ魚釣のように人をワクワクさせます。時に大物を逃しても。