男は辛いよ

ルミカ2大新製品の発表でしたが見本市会場は閑散としています。官公庁が主催者だからこんなもんでしょう。

「悲観する事はない。少ない来場者の中に案外本物が潜んでいる」とアドバイスはしますが、仲間達の気勢上がりません。

今日は今春入社の初々しい女子社員に営業の手ほどきをすることに。こちらの方がずっと楽しい。

先ずルミカ出展の目的を来客に刷り込むように指導しました。

「ルミカは色んな新製品を開発してますが今回は被災者の救出に役立たちたいと2年半かけて製品を開発しました。名前も見逃サーズ。空から瓦礫の中から或いは水中から素早く被災者を見つけます」
「そちらのブースでは暗闇でのマーキングに使える大閃光ペイントを展示しました。被災者救出にも活躍するでしょう」

なんてルミカの社会性の高さを強調するようにコーチしました。しかしフーテンの寅さんや中洲士郎と違って可愛い娘にはそんなテキヤの前口上は不要のようで、客の方から食いついて来ます。この辺りも「男は辛いよ」ですね。

「Bi見逃サーズ」のブース。左隣が「サイリュームペイント」のブースです。

解ければ簡単な問題ばかり

明日から東京ビッグサイトの自治体総合フェアで大物新製品2点を発表します。

中洲は開発で暗礁に乗り上げたら「解けない問題は無い筈。方法が見つからないだけだ」と自分に言い聞かせます。そしてしつこく考え続けたら大抵方法が見つかるものです。

見本市設営準備で先発隊が出払った開発館で盟友ヒメノさんと朝から謎解きを初めました。そしてようやく午後3時、うまい具合に解決しました。

問題というのは呪いの電波法をどうやってクリアするかでした。昔は参入障壁で幾らか社会の役に立った電波法も、今では技術開発の足かせどころか国内での電子機器開発そのものを断念させる悪法となっているようです。この法律に対処するためにルミカVRゴーグルではブルートゥースもWiFiも基盤から取り外しております。ところがBTリモコン操作で VRゴーグルが復活した現在身動きが取れなくなったのです。要は無線を使わずにリモコンを操作する方法を編み出せば済むことです。そしてそれに成功したのです。答えなんて見つかれば赤面する程簡単なことで、僅かの知識と情報さえあれば大抵はワーワー言うこと無いのです。

あとひとつ火を使わない発煙筒の開発でも堰を切って発想が進みました。この次その詳細をお話ししましょう。


写真はVRゴーグルとグリップ式充電池とリモコンコントローラー。

お風呂の泡のように

アパホテル潮見には大きな浴場がる。ブクブク泡で温泉気分の老婆(ラオポ)は5倍も高いプリンスタワーよりも余程快適だったようだ。

今朝、次女が横浜からアパにラオポを迎えに来てくれて2人揃って山梨の白州村に向かった。次女は横浜のマンションを売払って白州に移住するらしい。ラオポまで娘の開拓業に加わると中洲は身の振り方を考えないといかんなあ。

東京支店で開発会議。5/16-18ビッグサイトで自治体総合フェアが開催される。ここで「大閃光ペイント」と「Bi見逃サーズ」をリリースする。きっとこれでルミカは新たなステージに立つだろう。

中洲の周りはホテルの風呂の泡の様に湧いては消え留まる気配がありません。