今日も再び由布農園。会社の仕事はそっちのけだ。
10頭以下の小規模酪農の場合、水処理等基準を満たせば原則OKらしい。但し近隣の了解が要る。ところが今回牛舎反対の署名活動が起こってカミウラさん窮地に立たされている。それで反対派20名の皆さんを農園に招いて説明を買って出ました。
糞尿の匂いとハエで折角の環境が壊されるというのです。世界一綺麗なログハウスの牛小屋で僅か7頭の牛を飼うのも匂いとハエの保証が定かでない。問題解決できない時は中洲が責任持って撤去させると言うのも信用できないと。
テレビなんかで住民の反対運動の矢面に立たされる会社幹部の応対の映像をよく目にします。何と中洲初めてその場面に立たされました。だが得意の弁舌で反対を積極賛成に宗旨替えさせると思うと何だかゾクゾクしてきます。
そもそも匂いとハエが出れば被害を一番受けるのは中洲一家ですからカミウラさんにくみする必要は無いわけです。しかし可愛い7頭の牛から子供達に与えられる沢山の恵と事業の夢を語らずにおられません。それに問題解決法でワクワクするのです。牛の餌に「中洲乳酸菌」を混ぜれば糞の臭いが無くなる。排水は「中洲式超音波電解法」で澄んだ水になる。それに奇跡のヨーグルトだ。ハエには話して聞かせればいいだろう。
色んな問答の中で顔見知りの極小陶芸業の奥さんの話が素晴らしい。まるで詩を朗読するようだった。最後に自分は賛成派に回ると宣告。そしたら1人の男性から罵倒されてしまいました。結局反対派の1人から申し出のあった2反の土地を中洲が予備地として購入しカミウラ酪農をヘルプすることで落ち着きそうです。
清潔で綺麗な牛小屋と乳牛に子供達が歓声を上げる。それに何よりも奇跡のカミウラ牛乳からできたチーズやヨーグルトそれにスイーツは信じられない美味しさと滋養を併せ持つ。これを求めてお客が集まる。そうしてこの塚原高原が自然のテーマパークに発展する。逆に今回の企画までも「何でも反対」運動の餌食なれば、塚原が潰れてしまう。ここはひとつ何が何でも「一粒の麦」を蒔かなければいけません。問題は2反の土地代200万円の捻出と老婆(ラオポ)対策であります。