春が遅い由布農園

晴天で気温は上がったが黄砂がひどい。
庭の肥後椿が満開です。由布院の飲み友達の松本さんから10年ほど前頂いた小さな10cm位の苗を老婆(ラオポ)が大きくしました。ヤッパリ園芸の腕がいいです。

「久しぶりに行きたいな」聞こえないふりをして一人で由布農園に出掛けようとしましたが・・・諦めました。

農園が爛漫の花で埋もれる直前、鶏だけじゃなく虫もモグラやイタチ等小動物も人間さえも何かと騒がしく楽しい時期です。鶏達は軽トラックに乗るわ、小屋の中をうろつくわ、折角島らっきょうに盛った土を片っ端から脚で崩していくわの悪さ三昧。「何でここの鶏はこんなに行儀悪いんや。ぎゃ〜ぎゃ〜何でこんなに騒々しいんや」とラオポ本当に怒ってやがる。あの脳みその小ちゃな鶏に躾なんか出来るわけないよ。

鶏小屋の掃除をしていたらカミウラさんやアスキーの友達婦人が次々にやって来た。そして鶏よりもひときわ甲高い声で、今では中洲の友達のエミリーさんがやって来て・・・これもラオポにヤバイ。「モグニゲルえらい人気で塚原だけじゃなく湯布院も庄内でも皆んな欲しいと評判よ。売ろうよお金儲けて鹿の楽園作ってよ」「よっしゃ2本500円。今度パッケージしとこう」老婆(ラオポ)には耐えられない騒がしい農園でした。4月9日と10日は新入社員湯布院研修です。卵かけご飯用に30個の美味い卵とステーキ用椎茸の確保をアスキーに頼んで農園を後にしました。鶏だけじゃなくピチピチの娘達と農業研修して騒いで食べて飲んで・・・。この時は絶対ラオポが付いて来んようにしないと。

ブログの功罪

今日も商品開発の遅れ挽回に終日活を入れてました。前の席のイシバシ嬢がポロリと小声で漏らします。

「この前中洲のブログ読んで(モグニゲル)欲しいって人に送っときました」そして
「中っさん。ブログの文体変わりましたね」と。

皆さん、この国語落第親爺のブログにたどり着く御仁がいて「モグラ特効薬あるそうだが、うちの大事な芝生がモグラに無残にやられて」と連絡されたそうです。嬉しいなあ。こうやって見知らぬ同士がモグラの細い縁で結ばれるのって。実はこんないい話ならいいがこのところブログの行く末に何だか怖い予感がするのです。

以前みたいに国語の先生なら目を剥くような書きなぐりだと「ブログとは世間に公開しているのだからマナーを守らんか」と言われそうです。それでおずおずと文節の語尾を変えているのです。

そしてもっと怖いことがある。自分の意見を吐くのはいいが受け取る方の迷惑とその反応も気にしなきゃいかん。

中洲は今酪農家のカミウラさんに共鳴している。彼の言う「不潔な牛乳」なんて信じたくもなかった。ところが家でヨーグルトを作ってみるとヨーグルト菌の活性度が不気味な程変わるのです。誰が試しても同じ結果が出るでしょう。一般の牛乳ってのは高温殺菌されているそうでバイ菌はいない。確かにそうだが妊娠促進ホルモン剤や牛の尿とかの不純物混入は視認出来ない。だが乳酸菌は良い環境と悪い環境を即座に峻別する。とても救いに思えるのは一旦強くなったヨーグルト菌は「悪い牛乳」の中でもプチプチと活性を継続するのです。答えは時に良い食材を摂ればきっと悪い食材も優しく上手に料理してくれるってことじゃないか。

出来れば行政が従来の化学分析方法に「生きた菌の采配」も加えるさせるなら日本は自然に正直で子供に優しい国になると思うのですが。

しかしもしも中洲の主張が当事者の目に付いて「ケシカラン」と抗議されたらどうしよう。中洲は素人で酪農家じゃないから論争はできません。出来るのは酪農のコメントのブログは即、非公開にするしかないのです。こう言うことって世間に多いですよね。ただ頭を下げて。その時は悪しからず。

ブログ読んで欲しい。だが読まれるのも怖い。