アイパオの話(その66)

皆さん。コロナ騒ぎが始まってからこの2年あまりずっと挑戦と挫折の繰り返しで遂にどうしようもない閉塞感に囚われております。会社の状況も大変です。

なにぶん会社の事業はアミューズメント主体でしたから仲間からは「中洲もコロナで今度ばかりはもうダメだろう」と楽しく観測されてました。が、どっこい10年前から手がけた空間除菌がヒットして気勢を上げてましたら好事魔多し、国のいわれなき締め付けで売上がなくなってしまったのです。そしてこのコロナ禍に親しい飲み屋さん同様深い痛手を受けております。

打倒コロナを旗印に二酸化塩素ソリューションを開発して軸足を空間除菌からコロナ治癒に移しておりますが、これだって治癒効果が出れば出たでお咎め出るのは間違いありません。3年目もコロナの終息なければ会社は大赤字になって経営責任が果たせなくなるのです。日本中の中小企業や個人商店の経営も同じです。さあたいへんで~す。

この稚拙なブログに友を誘うのは無い知恵を絞って課題を解きどんな苦境をも乗り越える私生児魂の生き様を実況中継する事です。ケミホタル開発者の意地にかけてもコロナにヤラれる訳には行かんのです。そこで思案いたしました。例によって布団の中で。

このまま日本は産業振るわず、給与上がらず、消費増えず、海外からの来客も途絶えて奈落の底へ沈んで行くのでしょうか。じゃあそんな時代の中で何を開発したら消費者に夢をもたらすのか思案しておりました。

2/17から今年第4回目の札幌パオ作戦。ワカサギ釣り小屋の陸上移動作業中も思案してました。そんな時農場主のフジイさんに声を掛けられて彼の運転のジープで引き回されたのです。パオ浮上と移動作業が忙しくて少し迷惑でした。記録破りの大雪の札幌丘珠空港の周りを1時間ほどドライブです。

「あそこもここも」彼の所有地でした。「跡取りもいないのにどうして資産を増やすのですか?無駄じゃないのですか?」の質問から巨大な怪物が頭をもたげたのです。中洲人生最大の獲物です。

丘珠空港周辺の農地は至る所フジイさんの所有です。

日本では一般人の農地取得は大変難しい、何より「農地転用は絶対認めない」が国の基本方針です。老婆(ラオポ)が怒りますが敢えて百姓という言葉を使わせてもらいますと、百姓は百姓にしか農地を売れない。形だけでも農業やれば補助金出るが耕作を放置するとお上のお咎めを受ける。それで年老いて農業の後継いなければ安くても引き受けてくれる百姓に買ってもらうしかない。その結果フジイさんに農地が集まる。農耕しても採算取れないので麦を撒いて放っておく。

ところが道路沿いの農地は一等地。違法だがお役人に目こぼししてもらってガレージや倉庫の汚い街路が出来ている。札幌北60条なら坪20万円はする。その市街地に隣接した農地なら坪2~3000円なのです。豪雪に埋もれた農地に復興の鍵があります。夢中でシャッターを切りました。

昔計算したけど日本の国土を人口で割れば1人300坪割り当てられます。もっともっと農業ができるのです。しかも広大な農地が農耕放棄されて荒地になっております。皆さん興奮しませんか?日本は農政官僚たちのお陰でとんでもない宝物が野に埋もれているのですぞ。それだけじゃありません。除草剤や農薬の単位使用量は日本が世界一。可愛いドジョウなどいやしません。若者が入植して3年もすれば農地は虫やカエルや鳥で賑やかに一変します。

100から200坪を一区画農園として今度開発したログパオを建てて分譲します。住める小屋付で200万円で売り出すのです(どうせお上が小屋に住んではならぬと難癖付けるでしょうがそんな法律ありません)。サラリーマンが百姓になってはいけないという法律もないはずです。ドイツの農地のように小さな区画に色とりどりの小屋が建ち並び老夫婦が日光を浴びて健康に、若い夫婦は良い野菜を作って売って副収入を得て坪20万円の土地を横切ってサラリーマン出社です。鶏も飼えます。子供と一緒に働くのです。昔の日本のように。勿論お金に余裕あればセカンドハウスです。次世代のグランピングですね。

今度完成した写真のログパオが99万円、フジイさんとの共同事業は後回しにして先ず由布農園で試します。どうぞ見学に来て下さいね。その様子を連載しますからこの中洲士郎ブログご愛読願います。ソリューションも買ってください。リンク貼っておきます。

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