真っ白のキャンバス

中国漫遊7日目。深圳業務最終日。明日には東京へ帰る。

今日は先ず例の藤岡氏にお会いした報告を。
超ご多忙の中、藤岡ファンの来社ということで
時間を割いてくれたようです。

第一印象は中洲とは段違いの強いオーラでした。
何の迷いもない強い意志を発散しています。
若いもんは自信があっていいなあ。
きっと深圳の若手成功者に名を連ね
ベンツじゃなくテスラで街を疾走しそうです。

中洲手短にBiRodから水族館等への開発のくだりを
3年間の深圳の経験を交えて話しました。
彼の明快な回答は
「尖ったコンセプトの水族館」には興味があり
商品化には大いに協力する。
例の今井先生との口腔検査キット等、
口やお尻に挿入するものは
「危ないからやらない」でした。

印象に残る話では
今やフアウェイなどの気鋭の会社は
中国を捨ててアフリカに向かっている。
「アフリカという真っ白のキャンバスに
通信基地を建てて13億の民衆にスマホを持たせ
お金と物資を流通させる事業に熱中している」と。

昼ご飯は本命のケーブルメーカーに入る前に
58%ディスカウントの謳い文句に引っ張られて
湖南料理屋に入りました。
規約の4人で5皿は流石にキツかったけど
味は素晴らしかった。

写真は春雨とエビの炒めだが火加減が実にいい。
これから湖南料理は狙い目ですね。

そのケーブルメーカーとは十分納得しあえて協議を終えました。
ロサンゼルスをスキップして深圳に飛んだのは
キット神様のご加護だったようです。

防水ケース

今日で中国漫遊は6日目となる。
ハシモト君が明日
「ハードウエアのシリコンバレー深圳に学ぶ」の著者
藤岡氏と面談のアポを取ってくれた。

今日は事務所のスタッフ3名と一緒にBTP社を訪問。
Bi水族館の基幹部材の防水ケースと
特殊ケーブルの開発を依頼した。
水族館の成否は此処に掛っている。
素人のワシの目から見ても
カメラの防水機能には開発の余地が多いと思う。
今回水族館に施す防水対策がきっと評判になるだろう。

オオツカが3Dで素晴らしいモックアップを
BTP社に届けていた。
よくもこんな精密なサンプルが作れるもんだね。
中洲から見ると大した天才よ。
ところが機械じゃなく手作業となるとダメだ。
一連の水族館のサンプルで
夜中まで罵倒したくなる下手な細工。
「押してダメなら引いてみろ」
この勘どころつかめばモノになるんだが。

そこで中洲も「引くこと」を考えた。
樹脂接着は熟練を要するからオオツカに出来ない。
ならば樹脂接着じゃなく
強力ウレタン防水シールを使用しよう。
これならケースが痛んだ場合取り替えが効く。
「樹脂で固めてカメラの取り出し機能を無くし
完全防水に徹する」のがベストだとの
中洲の「思い込み」があった。
これを修正させたのがオーツカのドジだろう。